深刻!再犯率6割 高齢者の万引防止へ東京都が電話相談

深刻!再犯率6割 高齢者の万引防止へ東京都が電話相談

 65歳以上の高齢者による万引が年々増加し、6割近い再犯率の高さが社会問題となる中、東京都は初めて、高齢者やその家族に向けた万引相談を始めました。

 6月4日から始まった「高齢者万引き相談」は、万引を繰り返す高齢者本人やその家族などが対象です。東京都によりますと、高齢者による万引は孤独や将来の不安、認知症などさまざまな要因によって繰り返されるといいます。また、警視庁によりますと、再犯率は少年が16.5%であるのに対し、高齢者は58.7%で、再犯率の高さが目立っています。初日の電話相談では過去の万引や、高齢の家族の万引についてなど、14件の相談が寄せられました。

 相談員は社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持っていて、状況に応じて医療機関などの支援先を紹介して再発防止を目指します。相談員の小林良子さん(社会福祉士・精神保健福祉士)は「一人や内々で悩まないで相談してもらえれば、次へのステップになると思う。明るい生活もできるようになってほしい」と話しています。

<割合増加続ける「高齢者の万引」>

 高齢者による万引の実態について詳しく見てみます。警視庁によりますと、東京都内で万引によって検挙・補導された人の数は、2010年には1万6000人を超えていました。そこから減り続け、2016年には9390人になりました。一方、この数に占める「65歳以上の高齢者の割合」は増加傾向にあります。2010年には全体の20%ほどだった割合は、2016年には30%ほどまで増えています。

 高齢者の万引の動機を見てみると「生活の困窮」と「お金を払いたくない」がそれぞれ33%ほど、「許されると思った」が13.5%で、これらで全体の8割を占めます。また、容疑者のおよそ8割は「無職」でした。

 今回、東京都が実施する「高齢者万引き相談」は、6月4日から29日まで平日の午前9時から午後5時まで、電話03-6907-0511で受け付けています。対象は「東京都内に在住で、万引をしてしまう高齢者本人、または家族など」で、費用は無料です。

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