検診でがん見落とし、疑い含め5人に 東京・杉並のクリニック

検診でがん見落とし、疑い含め5人に 東京・杉並のクリニック

 東京・杉並区のクリニックが検診の異常を見落とし、女性が肺がんで死亡したことを受け、他の受診者を調べ直した結果、最終的に2人が肺がんと診断され、肺がんの疑いがある人が3人いることが分かりました。

 杉並区の河北健診クリニックは、40代の女性の肺がん検診で、区の指定検診を含め3回にわたってレントゲンの異常を示す影を見落とし、その後、女性は肺がんで死亡しました。診断した2人の医師のうち1人は腫瘍だと判断しましたが、もう1人の専門医による「乳首の影で、異常ではない」という判定を重視してしまったということです。これについて河北医療財団の河北博文理事長は「適切な治療を受ける機会を奪ってしまったことを、誠に申し訳なく心からおわび申し上げる」と謝罪しています。

 この問題を受け、クリニックは2014年から肺がん検診を受けた9400人余りの結果を調べ直し、当初「異常なし」などとした44人に対して精密検査をすべきだと判定しました。

 杉並区は精密検査を受けた70代の男性が肺がんと診断されたと9月に明らかにしていましたが、新たに別の70代の男性も肺がんと診断されていたことを明らかにしました。2人の男性は現在、通院中だということです。また、70代の女性と、60代と70代の男性の合わせて3人に肺がんの疑いがあるということです。杉並区の田中区長は11月15日の会見で「区の検診の信頼が揺らいでしまうことになる。医療機関の実施体制に大きな問題があったことは否定できない」と指摘した上で「44人は本来、最初から要精密検査に入れるべきだった。それをスルーしたことは要精密検査に回すべきものを見落としたと解釈するのが自然」と述べました。

 これに対して河北健診クリニック側は「現時点で答えられることはない」とコメントしています。


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