東京で留学気分 リアルなセットで学ぶ「英語村」が人気

東京で留学気分 リアルなセットで学ぶ「英語村」が人気

 日本を訪れる外国人観光客が増える中、英語を話せるようになりたいという人も多いかもしれません。東京都は今年9月、都内にいながらまるで留学したかのような雰囲気で学べる「英語村」をオープンします。この施設は、飛行機の機内やレストラン、ホテルなどさまざまな生活シーンにおける英語を学ぶことができる場所で、小学生から高校生を対象としています。そんな中、一足早く民間の「英語村」が人気を集めています。テーマは「使える英語」です。

 東京・中央区銀座にある「英語村」は、予備校などを経営する四谷学院が1年前にオープンしました。英会話を学ぶために作られたセットには貴金属店や薬局、書店が並んでいて、小物も外国製品で、リアルな空間で英語を学ぶことができます。他にも、肉や魚などが並ぶ海外のスーパーマーケットのブース、ゴルフ場、さらにはカジノなどが再現されています。55の生活体験を通して、より実践的に学ぶことができます。

 レッスンを受ける小宮孝子さん(72)は将来、日本を訪れた外国人を自宅に招き、料理教室を開きたいと考えています。小宮さんは「たくさんの外国人が訪れる日本で、また英語をしゃべれるようになりたいという思いが湧いてきた」と話します。小宮さんの手元を見てみると、テキストはありません。そのため、場面に合わせた細かい表現を確認することができます。フライパンに油を塗る場面では、トーマス先生が英語で「(フライパンに油を塗る動きは)『コート(coat)』と言います。上着のコートを羽織るのと同じイメージで、フライパン全体に油を塗る。coat the pan in oil(フライパンに油を塗る)と言います」と指導しました。習ったフレーズは先生がメモをしているため、後で復習することができます。小宮さんは「1つのブースの中でいろいろなことができる。いろいろな(料理の)作り方のフレーズを覚えようと思っている」と話します。

 講師は、学びに来る人の中で訪日外国人をサポートしたいという意欲が高まっていると感じていて「生徒の多くは訪日外国人を助けたいと考えている。五輪の前にもかかわらず、それは本当に素晴らしいこと」(トーマス先生)と語ります。

 2年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けて通い始めた人もいます。川越綾子さん(64)は「東京五輪で、できたらボランティア活動をしたい」と語ります。川越さんはこの日、電車の乗り換え案内を練習しました。川越さんは「ありがとうと言われるのはすごくうれしい。いろいろな国の選手のお手伝いができたらとてもいい」と話します。

 授業は主にマンツーマンで、1レッスン7560円からという料金設定で、小学生から70代まで幅広い年代の人が集まっているということです。55段階英語村の植野治彦代表は「訪日外国人はいろいろなことを知りたい、聞きたい、話したい。われわれがガードを張るのではなく、オープンにする。そういうマインドをつくることが大事」として、「英語が話せる、使える喜びを実際に早く身に付けさせたい」と話しています。東京オリンピックが2年後に迫る中、その場で使える実践的な英語教育が広がりつつあります。

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