東京五輪施設の整備進む スタジアム内部も初公開

東京五輪施設の整備進む スタジアム内部も初公開

 2020年の東京オリンピック開幕まで間もなく2年となります。会場の見直しなどによって一時、施設整備の遅れが懸念されていましたが、現在は開催に向けて着々と工事が進み、メインスタジアムとなる新国立競技場など主要施設の工事現場が公開されました。日本が世界に誇るオリンピック・パラリンピック会場の、工事の最前線を取材しました。

 東京都内各地で進む競技施設の建設工事のうち、新国立競技場ではシンボルとなる屋根のひさしの取り付けが進められています。神宮外苑の緑と調和する“杜のスタジアム”ともいうべき新国立競技場は、最難関とされる屋根工事がピークを迎える中、内部が初公開されました。3層から成るスタンド部分はほぼ形も出来上がり、今後は座席を取り付ける工事が行われます。3層のうち一番低い階層に立ってみると客席とフィールドの距離がとても近く感じられ、世界のトップアスリートの活躍を肌で感じられる造りです。また、フィールド上では屋根の根元鉄骨の取り付け作業が行われていて、その上の木材を利用したデザインはぬくもりが感じられます。屋根の工事完了後にはフィールドの整備が進められます。

 “スポーツの聖地”として長年親しまれてきた国立競技場に代わって新たな姿へと変貌を遂げるメインスタジアムは、2019年11月に完成する予定です。

 一方、東京都の小池知事が2016年の就任後、建設費を抑えるために会場の見直しを表明して建設地を巡って他県を巻き込む事態となったボート・カヌー、バレーボール、水泳の3つの会場でも工事が進められています。

 中央防波堤埋立地に建設中の「海の森水上競技場」はボートとカヌーの会場となる予定で、2000メートルのコースが8レーン設けられます。計画当初に491億円が見込まれていたこの競技場は、スタンド施設の建設費を抑えるなどして、総工費を308億円へと大幅に削減しました。2019年5月の完成を予定していて、現在4割ほど工事が進んでいます。

 また、東京都出身の池江璃花子選手などメダルラッシュが期待される水泳競技場「アクアティクスセンター」の屋根はほとんど完成しています。およそ6000トンある屋根は高い場所での作業を減らすため、地上で組み立てられた後、段階的につり上げられています。今後はメインプールなど内部の工事が進められ、2020年2月の完成を目指します。

 そして中央区晴海では、アスリートの活動拠点となる「選手村」も公開されました。オリンピック期間中、およそ1万8000人の選手や関係者を受け入れる選手村は、東京ドームおよそ10個分=44ヘクタールという広大な土地に地上14階から18階建ての宿泊棟が21棟建設されます。

 猛烈な暑さの中、準備が進む東京オリンピック・パラリンピック──。大会の成功に向けた期待がさらに高まりをみせています。


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