東京・銀座のビルから「30億円相当のルビーの原石が盗まれた」と通報があり、辺りは一時騒然としました。しかしその後、盗まれた事実はないことが分かりました。

 1月27日正午ごろ、警察に「商談中にルビー4キロ=30億円相当を取られ、男2人が逃げた」と通報がありました。現場は一流ブランド店が立ち並ぶ銀座の通りの一角にあるビルで、白昼の街は一時騒然としました。現場ビルの同じ階で働く人は「警察官がいっぱい来ていた。普通の窃盗事件にしてはあまりに警察官が多く、いろいろと証拠集めしている感じだったので驚いた」と話していました。しかし、通報から3時間ほどで、ルビーの原石が盗まれた事実はないことが分かりました。

 通報された背景にはルビーを巡るトラブルがあるようです。建物の中には通報した男性と、男性と商談をしていたルビーの持ち主の女性、その場に同席していた男性2人の、合わせて4人がいました。警視庁によりますと、女性は男性と1年ほど前から委託販売契約を結んでいましたがなかなかルビーが売れなかったため、返還を求めていたということです。そしてこの日、面会した際に女性と男性の間に何らかのトラブルがあったとみられ、女性がルビーの原石を持ち帰ったということです。そして、男性が警察に通報したことで、この騒動に発展してしまいました。

 警視庁は2人から話を聴き、いきさつを調べています。