Red Hat、Btrfsの採用を断念か - XFSベースに舵切り

Phoronixは8月2日(米国時間)、「Stratis Is Red Hat's Plan For Next-Gen Linux Storage Without Btrfs」において、Red Hatの複数の開発者から確認を取ったとして、同社がRed Hat Enterprise Linux (RHEL)におけるファイルシステム「Btrfs」の取り組みから手を引く可能性が高いと伝えた。同社はExt4への取り組みについても消極的になっており、XFSをベースとしながら新たなファイルシステムの開発を進める意向だと指摘している。

Red HatのAndy Grover氏は「Stratis Software Design: Version 0.8.2 (PDF)」において、Btrfsは長年にわたって作業をしているにもかかわらず、依然として技術的な問題が存在しており今後も改善が期待しにくいこと、ZFSはライセンスの関係で取り込むことができないこと、既存の技術と継続しながら新技術を実現するという観点から、当面はXFSをベースとしつつ機能拡張を進めていく「Stratis」プロジェクトを進めることが妥当ではないかと提案している。

ストレージ・ファイルシステムとしてはZFSの人気が高い。RHELでZFSを使いたいユーザーは少なくないと見られるが、Red Hatはライセンスの関係でZFSをRHELで利用することは難しいと見ている。しかし、機能的にはZFSが実現している機能を求めている。

Red Hatはすでに実装し利用している技術を精査し、当面はXFSとLVM2を機能拡張していくことでZFSと同様の機能を実現していく計画としている。この取り組みは「Stratis」プロジェクトと呼ばれており、2018年には最初のリリースを見込んでいる。

安定して利用できるファイルシステムを開発するには長年の開発と検証が必要と言える。Btrfsの開発の歴史を考えると、Stratisの取り組みが実現するかどうかは今のところわからないと考えられる。短期的な取り組みではなく、比較的長期にわたる取り組みになるのではないかと見られる。

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