NTTやパナソニックら、羽田空港の情報ユニバーサルデザインの公開実証実験

NTTやパナソニックら、羽田空港の情報ユニバーサルデザインの公開実証実験

東京国際空港ターミナル(以下、TIAT)と日本空港ビルデング(以下、JAT)、日本電信電話(以下、NTT)、パナソニックの4社は8月8日、情報ユニバーサルデザインの取り組みについて公開実証実験を開始することを発表した。

羽田空港では、国際線旅客ターミナルビルを中心に、ユニバーサルデザインのコンセプトを取り入れ、すべての方に使いやすい空港づくりを推進している。このユニバーサルデザインの取り組みにおいて、最新の情報技術(ICT)との融合が必須となると考え、2015年12月より、ユニバーサルデザインの高度化に取り組んできた。

こうした取り組みに一定の成果が見られたことにより、羽田空港を利用する顧客に対し、実際に利用できる公開実証実験の環境を整えるに至った。

同実証実験において、NTTは、AI技術corevo(コレボ)を活用することで、ICTを活用した情報ユニバーサルデザイン高度化実験を推進していく。具体的には、「かざして案内」による言語の壁・文化の壁の払拭と、「人流誘導高度化」による空港内の混雑解消、「インテリジェント音サイン」による音声案内の明瞭化を目指す。

「かざして案内」の活用では、スマートフォンのカメラ等を看板や物体にかざすだけで、母国語で有益な情報を得ることが可能。交通情報などが母国語で閲覧できるだけでなく、現在地とターミナル全体を一目で把握できる立体地図や、ユニバーサルデザインに配慮したルート案内、不慣れな日本料理などを分かりやすく紹介するコンテンツを提供する。

「人流誘導高度化」では、画像認識技術を活用しカメラ画像から人流を自動計測するとともに、混雑状況やその予測結果に応じて自動的に表示コンテンツを変更しプロジェクタやデジタルサイネージなどで提示。

エリア状況に合せて表示言語の提示時間を調整しつつ、外光の入り具合に応じて表示位置を変えるなど、多数の人に伝わりやすいデザインで案内情報を提供することが可能だ。

今回の公開実証実験の中では、出国審査口での混雑計測・予測精度の評価や、混雑平準化の効果を確認し、サービス化を目指していく。

「インテリジェント音サイン」による音声案内の明瞭化では、ボリュームを上げることなく、周囲に騒音があっても人の耳に聞き取りやすい音声案内を実現。空港内の既存の音声案内装置を用いて、事前に収録した環境音を利用して作成した明瞭化音声を視覚障がい者に提示する評価実験を行い、その有用性を確認する。

なお、パナソニックが行う実証実験では、ロボット電動車いす「WHILL NEXT」による自律走行と、LinkRay技術を用いた訪日外国人向け交通案内を検証する。

「WHILL NEXT」は、PRM(Passengers with Reduced Mobility)の方の安全で快適な移動を実現するためのロボティクスモビリティ。空港内での自動停止機能や自律移動機能、隊列走行機能の技術検証を行うとともに、航空会社の協力により現場分析を行い、スタッフの作業負荷軽減と利用者の利便性向上の検証を行う。

訪日外国人向け交通案内では、ジョルダンとの協業により、LinkRay技術でスマートフォンと連携する「交通案内サイネージ」を設計。空港に到着した外国人旅客が最適な交通手段をスムーズに選択できるようにするためのワンストップ交通案内を多言語で提供し、その有効性を検証する。

同実証実験は、8月8日〜2018年3月31日の間、羽田空港国際線・国内線旅客ターミナルで実施する予定だ。

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