Malwarebytesは2月11日(米国時間)、「2020 State of Malware Report」において、マルウェアの感染状況や脅威などを分析した結果を報告書として公開した。この報告書には、Windows、Mac、Android、iOS、Webにおける脅威の状態が簡潔にまとめられている。

報告されているデータのうち、特に興味深い内容は次の通り。

Windowsと比べて、Macにおける脅威が指数関数的に増加している。Macに対する脅威は前年比で400%以上増加した。エンドポイントで換算した場合でも、Macにおける脅威はWindowsにおける脅威の2倍以上となっている。
世界中の組織がEmotetおよびTrickBotによって攻撃を受けた。現在、この2つのトロイの木馬はボットネットに成長しており、世界平均でもトップ5入りしている。サービス業、小売業、教育業においては最も検出されたトロイの木馬となった。
RyukやSodinokibiに牽引される形で、企業を対象としたランサムウェアの活動がこれまでで最も活発となった。Ryukの増加率は543%、Sodinokibiの増加率は820%と大きい。
攻撃的なアドウェア、トロイの木馬、ハックツールなどに牽引される形で、ビジネスのエンドポイントに対する世界的な脅威の量が13%増加した。

これまで、MacはWindowsと比べてサイバー攻撃の発生頻度が低いとされてきた。しかし近年、Macに対するサイバー攻撃の増加が観測されている。MalwarebytesはMacに対する攻撃が急増している点を指摘し、Macユーザーに対して真剣にセキュリティについて考えるべき時期が来たとアドバイスしている。