青森県むつ市とNTTコミュニケーションズ(NTT Com)、NTTレゾナントは2月12日、通信SIMを内蔵したLED電球(IoT電球)を用いた「高齢者を対象とした見守りサービスに係る実証事業の連携協定」を締結した。3者は、同市在住の高齢者宅のトイレに設置したIoT電球の点灯記録をクラウドに蓄積・解析し、離れた場所にいる家族や行政職員のスマートフォンなどに通知することで、高齢者の生活・健康状況におけるさまざまな変化を把握できるようになり、効率的な見守り活動を実現するという。

協定にもとづく連携事項は、(1)家族や行政職員などによる高齢者の見守り活動の効率化に関すること、(2)家族や行政職員などに対する高齢者の安心安全に関する情報提供に関すること、(3)そのほか協定の目的を達成するために必要な事項の3つ。

実証事業ではNTT ComとNTTレゾナントが2月12日〜6月30日において、同市在住の一人暮らしの高齢者宅(25世帯)に「goo of things でんきゅう」を提供し、利用実態の調査と効果測定を行う。

goo of things でんきゅうは、NTTレゾナントが提供するIoTサービス「goo of things」における、IoT電球を活用した高齢者見守り機能の1つ。トイレなど毎日利用する場所に設置したIoT電球経由で電球の点灯記録をクラウドに送信し、データを蓄積・解析する。

また、goo of thingsアプリで、えば「5時間連続で点灯している」など任意に指定できるタイミングで、アラート通知を家族や行政職員などのスマートフォンで受け取り、NTT Comは実証事業のマネジメントに加えて、取得したデータと同市の医療や福祉データとの連携に関するコンサルティングを実施する。

これにより、同市は高齢者の生活や健康状況を推察し、家族と連携して適切なタイミングでの訪問や電話連絡などを実施でき、見守り活動の効率化を実現することに加え、協定で得られた成果をもとに福祉業務の効率化と拡充に取り組むことで、市民のさらなる安心して暮らせる街づくりを追求していく方針だ。

NTT ComとNTTレゾナントは、実証事業で得られた知見を活かし、企業や自治体、コンシューマーに向け商用化を実現することで、高齢化社会における安心安全な街づくりに貢献するという。