大分県、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、オートバックスセブン、大分交通、NTTドコモ九州支社は2月12日、同県で濃霧の中でも安全に走行できる運転補助システムの確立に向け、運転中の周囲の車両やガードレールなどを画像認識し、5Gでリアルタイムに車内のディスプレイに表示する実証実験を行うと発表した。

大分県は大分空港と大分市方面を結ぶ主要な移動手段が高速バスであり、中間点にある日出JCTで濃霧が発生し、交通面・観光面で課題となっており、実証実験で濃霧の高速道路でも安全に走行できる運転補助システムを確立し課題解決を目指す。

実証実験は、5Gの高速・大容量と低遅延の特徴を活かし、濃霧の中を走行中の車両に搭載したカメラ(サーマルカメラ/4Kカメラ)で撮影した画像を、5Gを用いてドコモオープンイノベーションクラウドに送信し、クラウドに実装したドコモの画像認識エンジンで前方を走行する車両、高速道路の白線・ガードレールを認識させる。その結果を車両のヘッドアップディスプレイに表示することで、運転手は視界不明瞭な濃霧の中でも車線や前方の車両などを目視することができるという。実証実験は高速道路と一般環境でそれぞれ行う。

高速道路は実施場所が東九州自動車道:別府IC〜速見IC、実施環境がLTE環境+高速バスとなり、1月28日に実施。一般環境では実施場所が昭和電工ドーム大分、実施環境が5G+ドーム専用カート、2月6日〜2月7日、同12日に実施した。

各社の役割として、大分県が実証フィールド(昭和電工 ドーム大分)の提供、地元企業対応、NTT Comがプロジェクト管理、システム性能評価、オートバックスセブンがカメラおよび高精細地図を用いたソリューションの企画・構築、大分交通が高速バス提供、高速バス運転、ドコモが5Gエリア、クラウド環境、画像認識エンジンの提供を担当した。