JR西日本とソフトバンクは3月23日、自動運転と隊列走行技術を用いたBRT(Bus Rapid Transit:バス高速輸送システム)の開発プロジェクトを開始すると発表した。同プロジェクトは、自動運転技術を研究・開発する先進モビリティなどの協力を受け、異なる自動運転車両がBRT専用道内で合流して隊列走行などを行う「自動運転・隊列走行BRT」の実現を共同で推進するものとなる。

JR西日本は「JR西日本技術ビジョン」を掲げており、シンプルでシームレスな交通サービスの提供に向けて、次世代モビリティサービスの在り方を検討している。一環として、両社は共同で安全・安定的に、かつ輸送力と速達性を持って柔軟に運行できる次世代モビリティサービスの1つとして、異なる自動運転車両が隊列走行する自動運転・隊列走行BRTの開発に取り組む。

ソフトバンクは「Beyond Carrier」という事業戦略のもと、先端技術を活用してさまざまな産業の変革に取り組んでおり、同プロジェクトを通してモビリティの分野で各地域の課題解決に貢献することを目指す。

プロジェクトの名称は「みんな(MI-NNA)の自動運転BRTプロジェクト」(MI-NNA:Mobility Innovation - Next Networked Action)となり、両社が有するノウハウや技術を共有して、オープンイノベーションで安全かつ持続可能な次世代モビリティサービスを実現する自動運転・隊列走行BRTを実用化する。また、地域の関係団体などの計画的なまちづくりの取り組みと連携し、持続可能な交通サービスの実現を目指す。

自動運転・隊列走行BRTの開発・実証を円滑かつスピーディーに進めていくために、JR西日本が保有する用地内(滋賀県野洲市)にテストコースを建設し、2020年4月末に自動運転・隊列走行BRTの基本仕様を決定し、2020年度に車両発注・改造、テストコースの着工、2021年度以降にテストコースでの実証実験開始、2020年代半ばの技術確立を目標としている。