液晶ディスプレイの製造拠点でマスク製造を開始

シャープは3月24日、液晶ディスプレイパネルの開発・製造を手掛ける三重(多気)工場での「不織布マスク」の生産を同日より開始したことを発表した。

同工場は1995年より稼働を開始。敷地面積は34万4000m2、延べ床面積33万3000m2で、車載機器やウェアラブル端末、スマートフォン、医療機器、アミューズメント機器などで用いられる中小型サイズの液晶ディスプレイパネルの生産を行っているほか、近年は2003年より稼働を開始した第3工場にて有機EL(OLED)のトランジスタ形成工程(前半工程)も行っている。

初期の生産量は日産15万枚、目標は日産50万枚

同工場は2015年に第1工場の稼働を休止するなど、クリーンルームに空きスペースがあることもあり、2020年2月28日の段階で、マスクの生産に液晶ディスプレイの生産設備を活用することで短期間で準備ができると判断。同工場でのマスク生産を決定した。

計画では日産15万枚規模でマスク生産をスタート。その後、順次増産を進め、最終的には日産50万枚を目指すとしている。

シャープのマスクは将来的にはオンラインから購入が可能に

なお、同社では3月24日時点では、可能な限り、マスクが必要とされるところへ提供できる政府と調整を進めており、政府への納入を優先していくとしているが、その後は、「SHARP COCORO LIFE」のECサイトでも50枚セットの形態で販売する予定(販売価格は3月24日時点で検討中としている)だが、一般の店舗での販売は予定していないという。3月24日時点で、SHARP COCORO LIFEのWebサイトにアクセスしても、まだ詳細が決定していないため、案内が出されていないが、SHARP COCORO LIFEでの購入には、会員登録が必要なほか、購入の際には別途送料がかかる予定だとしている。