音楽ストリーミングサービス・Spotifyが、2020年の飛躍が期待される新進気鋭の国内アーティスト10組を16日、「Early Noise 2020」として発表した。

2017年に日本でスタートした「Early Noise」は、Spotifyが厳選した次世代アーティストを年初に発表し、同名のプレイリストを通じて音楽ファンにいち早く紹介するプログラム。同出身アーティストは、2018年にあいみょん、2019年にOfficial髭男dismが『NHK紅白歌合戦』に出場したことからも、業界内外で注目を集めている。

今回選出されたのは、神山羊、Karin.、ゲシュタルト乙女、Daichi Yamamoto、Novelbright、Vaundy、藤井風、Friday Night Plans、Maica_n、Rina Sawayamaの計10組。発表に合わせて、選出アーティストの曲を集めたプレイリスト「Early Noise 2020」も公開された。
○■「Early Noise 2020」アーティスト10組

・神山羊(かみやま よう)

2018年11月に神山羊として初めてYouTubeに投稿した楽曲「YELLOW」がTikTokをはじめとするSNSで拡散し、3,600万再生を記録。多彩な映像表現で、ネットシーン、音楽界のみならずファッションやアート界からも注目を集める新時代のサウンドクリエイター。TVアニメ『空挺ドラゴンズ』オープニングテーマに採用された「群青」で、3月4日にメジャーデビューすることが決定している。

・Karin.(カリン)

2001年5月30日生まれ、茨城の高校生シンガーソングライター。2018年、地元のライブハウスで歌い始め、2019年6月8日、初ライブから満1年の記念日にCDデビューを発表。8月7日に1stアルバム『アイデンティティクライシス』をリリースした。リード曲「愛を叫んでみた」はFMラジオ局8月度のヘビーローテーションに数多く選ばれ、収録曲「青春脱衣所」が9月上旬よりUSENやYouTubeをきっかけに同年代のリスナーに口コミで広がり、MVは60万再生を突破。2020年2月12日には2ndアルバム『メランコリックモラトリアム』のリリースが決定している。

・ゲシュタルト乙女

2016年1月に、ボーカル・Mikan(ミカン)を中心に結成された台湾出身ロックバンド。ジャンルを問わないサウンドと、Mikanが日本語で描く独自の世界観を持つ歌詞との融合した楽曲は、実験的でありながらもリスナーの共感を生む。「生まれ変わったら」がSpotifyのバイラルTOP50にて初登場7位、J-WAVE TOKIO HOTにて80位にランクインした。2019年12月には1stアルバム『視力検査』をデジタルリリースした。

・Daichi Yamamoto

日本人の父とジャマイカ人の母を持つ、京都生まれのMC。2012年からロンドン芸術大学にてインタラクティブ・アートを学び、大学在学中にSoundCloud上に発表した音源が話題を呼ぶ。2017年10月、イギリスから帰国しJazzy Sportに所属。2019年3月に発表したデジタル・シングル「上海バンド」のMVが、Kanye WestやPharrell Williams、Jay-Zらとの作品でも知られる米国のMC・Lupe FiascoのSNS上で取り上げられるなど、 国内外からも注目を集める存在となった。

・Novelbright(ノーベルブライト)

2013年に大阪で結成された5人組ロックバンド。ボーカル・雄大の歌声、耳に残る確かなメロディワーク、細部まで練りこまれた楽曲アレンジが特徴。2018年にインディーズデビューし、2枚のミニアルバムをリリース。2019年7月に開催した「どチクショー路上ライブTOUR」がSNSで拡散したことから「令和の売れ方」と称され、飛ぶ鳥を落とす勢いで知名度を上げている。

・Vaundy(バウンディ)

現役大学生の19歳。作詞・作曲・アレンジを全て自分でこなし、アートワークのデザインや映像もセルフプロデュースするマルチクリエイター。2019年の6月からYouTubeに楽曲を投稿し始め活動を開始。「東京フラッシュ」「不可幸力」など、耳に残るメロディーに幅広いジャンルの楽曲を発表するとSNSで話題に。同年、11月に初の自主企画ライブ「Vaundy presents 珍源祭」を開催し、チケットは瞬く間にソールドアウトした。

・藤井 風(ふじい かぜ)

1997年6月14日岡山県生まれ。3歳の頃より楽器を弾けない父にピアノやサックス、時には英語を教わる。小学校の終わりに言われた父の一言「これからはYouTubeの時代」で、実家の喫茶店で撮影したピアノカバー動画をYouTubeにアップした事が、後に音楽の世界へ飛び込むきっかけとなった。高校卒業と同時にカバー動画投稿を再開。2019年初春、活動拠点を岡山から東京へ移し、全国のサーキットイベントや大型フェスに次々と出演。初の東阪ワンマンライブは、全公演のチケットが完売した。2020年1月24日に「何なんw」+カバー3曲を収録した「何なんw EP」、2月21日に「もうええわ」+カバー3曲を収録した「もうええわ EP」をデジタルリリース。6月にはZepp Tokyo、Zepp Namba(OSAKA)のワンマンライブの開催が決定している。

・Friday Night Plans(フライデー ナイト プランズ)

東京をベースに活動するボーカルのMasumiを主体とした音楽プロジェクト。東京都出身で日本人の父とフィリピン人の母を持つMasumiは、2018年7月からFriday Night Plansとしての活動を開始。その楽曲がストリーミングサービスを中心に国内外で話題となり、同年12月にリリースした竹内まりやの「Plastic Love」カバーが海外で高く評価される。2019年11月15日にリリースされた2nd EP「Complex」は、日本の「iTunes R&B/ソウル ランキング」で1位を獲得。既に公開されている「All The Dots」「Decoy」のMVは、King Gnuのクリエイティブチームとしても知られるPERIMETRONが制作しており、高い評価を得ている。12月6日にリリースされた9th配信シングル「HONDA」はHonda「VEZEL」のCMソングに採用された。

・Maica_n(マイカ)

2000年9月14日生まれ。佐賀県出身の徳島県阿南市育ち。幼少期より父親の聴く音楽に触れ、初めて買った洋楽アルバムはBENL'ONCLE SOULの『Ben L'oncle Soul』。中学に入ると、Elvis PresleyやStray Catsなどを好んで聴くようになり、同時期にギターを使って作曲を始める。日々の出来事を書き留める習慣があり、歌詞の土台はその日記から生まれることが多い。実体験に基づいたことをテーマに作られるオリジナル楽曲は、ほぼ全てがノンフィクションだという。

・Rina Sawayama

1990年新潟生まれ。現在はロンドン在住のポップシンガー。13歳から音楽活動を開始し、ケンブリッジ大学卒業後、本格的にアーティスト活動を始める。作詞・作曲・MVのディレクションなども自らが手掛け、海外メディアThe FADER「2017年知っておくべきアーティスト」やDAZEDの人気企画「DAZED 100 (次世代を担う100人)」などにも選出された。音楽活動のみならず、VOGUEやi-dなどのファッション誌でモデルを務める他、adidas、M・A・C、Versus Versaceなどのブランドのキャンペーンにも起用されている。2019年、海外での活動が日本国内でも注目を集め、6月にはドキュメンタリー番組『情熱大陸』に取り上げられ、「第2のレディーガガ」として紹介された。同年11月には「VOGUE JAPAN Women of the Year 2019」を受賞。11月22日に最新シングル「STFU!」をリリースした。