京王5000系・東武70000系・西武40000系、新型車両がグッドデザイン賞を受賞

京王5000系・東武70000系・西武40000系、新型車両がグッドデザイン賞を受賞

日本デザイン振興会が4日に発表した2017年度グッドデザイン賞に、京王電鉄の新型車両5000系、東武鉄道の新型車両70000系、西武鉄道の新型車両40000系などが選ばれた。

京王電鉄5000系は同社16年ぶりという新型車両。フロント面は既存車両との違いを明確にするため、先頭車両の全長を50cm延長して傾斜化するとともに、正面のカラーリングに黒を用いてスマートな列車を表現した。スカートは丸みを帯びた立体的な形状とし、コーポレートカラーの「京王レッド」を施すなど魅力的なデザインに。これまでの京王電鉄の車両にはなかった立体感と曲面を多用した正面形状とし、スマートな車両を表現している。

内装は高尾山の木々の深いブラウンと「繊維の街・八王子」を象徴する絹糸をモチーフとした華やかな室内空間で上質さを演出。LED間接照明の調光機能により、通常列車として運行する時は昼白色、座席指定列車として運行する時は落ち着いた暖色とシーンに合わせて客室照明を切り替えられる。審査ではこうした「特別感」が評価された。

東武鉄道70000系は今年7月に東武スカイツリーライン・東京メトロ日比谷線を直通運転する車両として投入。今後のホームドア導入を見据え、相互直通運転を行っている東京メトロ日比谷線の新型車両13000系と共通仕様とし、両社で異なっていた車両機器や車内の主要設備、客室内フリースペースや優先席の位置なども統一した。外観は現行の日比谷線直通車両20000系のコンセプトカラー「ロイヤルマルーン」をもとに赤と黒の2の原色に再精製することで、日比谷線直通車両の刷新を表現した。

審査では、両社の設計思想の違いといった制約条件の中、内外装において東武鉄道独自のデザインが達成されていることが評価されたという。また、車椅子やベビーカーに配慮したフリースペースを各車両に設置し、海外からの乗員増加に対応した多言語化標記などユニバーサルデザインを取り入れていることも評価された。

西武鉄道40000系は今年3月から「S-TRAIN」として運行開始した車両で、ロングシート・クロスシートの切替えにより、通勤・通学用と観光用の両方に対応できる。グッドデザイン賞では車いす・ベビーカー利用者や大きな荷物を持つ人が快適に利用できるスペース「パートナーゾーン」を設けたことが評価された。子供の目線にも配慮した大型窓、ガラスを多用した開放感と木材の質感が快適性向上につながっていることも受賞の理由となった。

鉄道・軌道関係ではその他、東京メトロ「銀座線リニューアル計画」やえちぜん鉄道・福井鉄道・福井県・福井市が取り組む「希望、ふくらむ トラムトレイン」、阪堺電気軌道1001形「堺トラム」などがグッドデザイン賞、JR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」とJR西日本「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が「グッドデザイン・ベスト100」を受賞。「TRAIN SUITE 四季島」がグッドデザイン大賞候補に選出されている。

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