「iPhone SEは今後も入荷する」 - 中古ショップで聞いた意外な事実

「iPhone SEは今後も入荷する」 - 中古ショップで聞いた意外な事実

アップルの「iPhone SE」が現行モデルのラインアップから外れることが明らかになって以来、中古ショップで販売している未使用品や中古品に注目が集まっています。中古ショップではiPhone SEの未使用品の在庫が一気になくなり、販売価格は底値だった8月に比べて3割近くも上昇しました。

「あのサイズのiPhoneがもう買えなくなる…」という悲観的な声がSNSなどに寄せられていますが、アキバの中古ショップの担当者は「アップルストアでの販売は終了したが、今後もしばらくコンスタントに入荷する可能性はある。欲しい人もあわてなくて大丈夫」と意外なコメントを寄せます。

9月上旬の新型iPhoneのスペシャルイベント直後に勃発したiPhone SE騒動からひと月、最新の販売事情や今後の動向を取材しました。
○未使用の相場は3割近くも高騰!

2016年3月に登場したiPhone SEは、4型液晶を搭載したコンパクトボディにiPhone 6s並みのスペックを盛り込んだ小型スマホ。中古スマホを取り扱うイオシス アキバ中央通店の高野裕太氏は「インスタグラムやLINEを日常的に使うには十分なスペックを持つ。見た目のかわいらしさもあって、特に女性からの人気が高い」と評価します。売り上げランキングでも上位の常連になるほどの人気モデルだったといいます。

しかし、発売から2年半が経過したこともあり、本来ならば後継モデルが発売されてもおかしくありません。9月上旬に開催されるスペシャルイベントでお披露目されるのでは……という見方が大勢を占めていました。そのため、スペシャルイベントの直前に中古相場は底値近くになっており、32GB版のSIMフリーモデルは未使用品が27,800円〜29,800円前後まで下がっていました。

ところが、スペシャルイベントでiPhone XS/XS MaxやiPhone XRが登場したのとは対照的に、iPhone SEがラインアップから外れたことが明らかになると、品切れになる前に入手しておこうという客が中古ショップに購入に走り、一気に在庫が少なくなりました。需給のバランスが崩れたことで、32GBモデルのSIMフリーモデルの未使用品は36,800円前後まで価格が上昇。実に3割近くも高くなってしまいました。

値上がりしたことで売れ行きがパッタリ止まったのか?といえば、むしろその逆でした。イオシスでは、9月13日から10月13日までの1カ月間に、実に1,000台以上のiPhone SEを販売したそう。「もう買えなくなるかもしれない」という飢餓感が、人々の購買意欲をかき立てたようです。

現在の未使用品の販売価格は以下の通りになっています。16GB〜32GBモデルの在庫は豊富ですが、64GB超の大容量モデルは入荷が少ないうえ、店頭に並ぶ前に通信販売で売れてしまうことが多いそう。「運よく販売しているのを見つけたら、悩んでいるひまはありませんよ」とのことです。

▼イオシス各店での未使用品の販売価格(10月中旬調べ)
■iPhone SE(16GB)SIMフリー…32,800円(税込)
■iPhone SE(32GB)SIMフリー…36,800円(税込)
■iPhone SE(64GB)SIMフリー…39,800円(税込)
■iPhone SE(128GB)SIMフリー…42,800円(税込)

○価格がほとんど上昇せず、買い得感が高まった中古品

騒動の前後で3割近く高くなった未使用品に対し、そこまでの相場変動がなくお買い得感が高まっているのが中古品です。在庫数こそ未使用品より多くはありませんが、SIMフリーのiPhone SE(32GB)が税込23,800円〜31,800円と、価格高騰前の水準に近い予算で入手できるのが魅力です。

▼イオシス各店での中古品の販売価格(10月中旬調べ)
■iPhone SE(16GB)SIMフリー…20,800円〜25,800円(税込)
■iPhone SE(32GB)SIMフリー…22,800円〜27,800円(税込)
■iPhone SE(64GB)SIMフリー…25,800円〜30,800円(税込)
■iPhone SE(128GB)SIMフリー…27,800円〜33,800円(税込)

▼じゃんぱら各店での中古品の販売価格(10月中旬調べ)
■iPhone SE(16GB)SIMフリー…21,800円〜29,300円(税込)
■iPhone SE(32GB)SIMフリー…23,800円〜31,800円(税込)
■iPhone SE(64GB)SIMフリー…26,800円〜33,800円(税込)
■iPhone SE(128GB)SIMフリー…在庫なし

中古品を選ぶにあたって、イオシスの高野氏は「長く使うなら32GBモデルがベスト」と教えてくれました。iPhone SEは16GB〜128GBモデルが存在しますが、2016年の発売当初は16GBモデルと64GBモデルの2種類しかありませんでした。2017年後期モデルとして追加された32GBモデルは発売からそれほど経っていないこともあり、中古品とはいえバッテリーや液晶のへたりが少ない可能性が高いというわけ。「音楽データやアプリを入れ始めると、容量16GBではすぐに足りなくなる。容量の面でも32GBモデルがおすすめ」と語ります。
○iPhone SEの市場在庫はまだ豊富に存在する!?

品薄傾向が続くiPhone SEですが、未使用品の価格は今後さらに上昇するのでしょうか? 高野氏は、意外にも「価格上昇は現在の水準でいったん打ち止めになるだろう」とコメントします。

「大手のMVNOを中心に、我々が思っていた以上にiPhone SEの市場在庫が残っていることが分かった。その在庫が中古市場に回ってくればしばらく品切れになることはなく、相場も安定するだろう」(高野氏)と分析します。iPhone SEが欲しいと考えている人も、あわててフリマアプリの割高な出品物などに手を出したりする必要はなさそうです。

高野氏は「最新のiPhone XSは10万円を軽く超える価格になったが、マニアではない多くの人にとって、スマホの購入に費やせる予算は3万円〜4万円前後。未使用品が36,800円で購入できるiPhone SEは、多くのライトユーザーにぴったりの存在となっている。手のひらサイズの小型ボディというよりは、価格とスペックのバランスのよさがiPhone SEの本当の人気の理由だと感じる」とも指摘します。

アップル公式での販売が終了したとはいえ、iPhone SE人気はしばらく続きそうです。


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