新ウォークマンAのギモン解決! - バッテリ長持ちのコツは?大容量microSD使える?

新ウォークマンAのギモン解決! - バッテリ長持ちのコツは?大容量microSD使える?

●音質・BT設定をチェック、ゲームもできる!?
ソニーのAndroidウォークマン「NW-A100」シリーズが11月2日に発売されました。ハイレゾ再生に対応しているだけでなく、SpotifyやAmazon Musicのストリーミング再生も楽しめます。しかも、一般的なスマホよりも“いい音”で。前回のリスニング中心のレビューに続き、今回はA100シリーズをかしこく使いこなすためのテクニックを、「NW-A105HN」(イヤホン同梱モデル、税別39,000円前後)を使って紹介します。

○音質設定アプリは、純正プレーヤー以外の音にも効果アリ

新しいAndroidウォークマン(NW-A100/ZX500シリーズ)では音質設定がアプリ化され、ウォークマン純正の音楽プレーヤーアプリ「W.ミュージック」で再生する音楽ファイル以外にも、SpotifyやAmazon Musicなどの音楽ストリーミングサービスや、YouTubeやNetflixをはじめとする動画配信サービスも含むすべてのコンテンツに対して、ウォークマンならではの高音質設定を有効にできます。

前回の音質レビューで紹介した「DSEE HX」は、圧縮された音声ストリーミングを最大192kHz/32bitのハイレゾ相当の品質にアップスケーリングする機能です。Spotifyなどの音楽ストリーミング再生には特に効果が高いのでオンにしておくのがおすすめです。

音質設定アプリのメニューに並ぶ「バイナルプロセッサー」もぜひ試してみて下さい。イヤホン・ヘッドホンによるポータブルリスニングで、スピーカーによるレコード再生のようなリスニング感を再現するという非常にユニークな機能です。オンに切り換えると、まるでオーディオルームにいながらスピーカーの音に耳を傾けているような空間の広がりが楽しめます。映画系のコンテンツを視聴するときにも有効です。

○「Sony|Headphones Connect」アプリが使える

A100シリーズは、オンキヨーの「HF Player」やラディウスの「NePlayer」など、サードパーティ製の様々なハイレゾ対応プレーヤーアプリをインストールして使えます。

ソニーのワイヤレスヘッドホン、イヤホンの中〜上位機種を使っているユーザーには、本体の各種設定やイコライザー機能を統合するソニー純正のアプリ「Sony|Headphones Connect」がウォークマンで使えるようになったことも押さえておくべきポイントです。A100シリーズ本体に加速度センサーを内蔵しているので、ユーザーの行動パターンをウォークマンが検知してペアリングされているヘッドホン・イヤホンに伝え、ノイズキャンセリング(NC)や外音取り込みのモードに自動で切り替えてくれる「アダプティブサウンドコントロール」も使えます。

○LDAC/aptX HD対応、ハイレゾ相当でワイヤレス再生

A100シリーズのBluetooth接続は、ハイレゾ相当のワイヤレス再生が楽しめるLDACとaptX HDの両方に対応しています。Bluetooth機器をペアリングした後に[接続の設定]、[Bluetooth]とタップして選び、[ワイヤレス再生品質]からペアリングしている機器に最適な高音質コーデックが選べます。

ここで注意したいのが、ペアリングした機器に合わせてコーデックの選択状態の表示が自動的に切り替わってくれない、ということです。例えばaptX HDまで対応するオーディオテクニカの「ATH-DSR5BT」をペアリングした状態でもメニューからはLDACが選択できてしまいます。ATH-DSR5BTはLEDランプの点灯で接続中のコーデックが確認でき、確かめてみたところ、ウォークマンの設定表示はLDACでも、イヤホンはaptX HDで信号を受けているようでした。

なお、Bluetoothオーディオ出力中は、音質設定アプリの様々な機能が使用できなくなります。ウォークマンは有線イヤホン・ヘッドホンと組み合わせた方が何かと遊べる音楽プレーヤーであるという立ち位置は、イヤホン端子を持たない機種が増えている最近のスマホと大きく違うところと言えるかもしれません。
○スマホゲームは快適に遊べる?

A100シリーズは最大1.8GHzのクアッドコアCPUと3.6型/1,280×720ドットのタッチ操作対応ディスプレイを搭載しているので、YouTubeなどの動画コンテンツのほかにスマホゲームも楽しめてしまいますが、快適に遊べるのかを試してみました。

結果として、比較的シンプルなゲームであれば安定して動き、ウォークマンならではの音質設定を効かせて楽しめます。ただし、Wi-Fi接続環境で「スーパーマリオ ラン」をプレイしてみたところ、ステージが切り替わる合間のローディング時などに動作が不安定になることがありました。そもそも「スーパーマリオ ラン」のようにネット常時接続が必要になるゲームアプリは、屋外ではAndroidウォークマンよりもスマホの方が快適に遊べます。

●バッテリ長持ちのコツ、楽曲転送に変化も
○A100シリーズのバッテリーを長持ちさせるコツ

A100シリーズはAndroid OSを採用したことで、従来の「NW-A50」シリーズ(2018年発売)と比べて、同一条件下でのバッテリーの持続時間が短くなっています。例えば、一般的なハイレゾ音源のフォーマットであるリニアPCMの96kHz/24bit音源を連続して聴ける時間は、デジタルNC機能オフ時はA100シリーズが公称約21時間(A50シリーズは約39時間)、NCオン時は約16時間(同約32時間)です。

実際にA100シリーズのバッテリーがどれくらい持つか、Spotifyから本体にダウンロードした「最高音質(320kbps)」の音楽を中心に、1日ウォークマンを外に持ち出して聴いてみました。NW-A105HNに付属するハイレゾ対応のイヤホンを装着して、NC機能はオン、DSEE HXもオンにしました。途中、音楽を聴いていない時間も本体の電源をオンにしたままで午前9時から午後11時まで使ったところ、バッテリー残量は10%を切っていました。おそらくこのまま音楽再生を続ければ、13〜14時間前後でバッテリー切れになったでしょう。

同様のバッテリーの持続テストを何度も行ったわけではないので、あくまで肌感覚ですが、もしA100シリーズの電源をオンにしたまま、音楽や動画再生でヘビーに使った場合は、1日の終わりに充電して翌日に臨んだ方が良さそうです。

スマホであれば電源を切らずに、毎日繰り返し充電して使うスタイルがほとんどのユーザーに定着していると思います。しかし、ポータブルオーディオプレーヤーのユーザーは、音楽を聴かないときは電源をシャットダウンして数日間充電せずに使える方が有り難く感じられるだろう、と筆者は考えます。

A100シリーズの場合、電源をオンにして立ち上がるまでの時間が最新のAndroidスマホよりも少し長くかかるように感じるので、毎度電源をオン/オフする使い方は戸惑うかもしれませんが、こまめな電源管理がA100シリーズを快適に使うためのコツかもしれません。

A105で「バッテリーセーバー」機能をオンにすると、バッテリーが減る速度を少し抑えられます。バッテリーセーバーがオンになっていると、メールやニュースの更新、画面オフ時の位置情報サービスなど、バックグラウンドの通信系タスクが停止され、音声操作の「OK、Google」も認識しなくなります。ただ、これらの制約は音楽プレーヤーとしてのウォークマンを快適に使うためなら影響はなさそうです。ほかにも、ディスプレイのダークテーマをオンにしたり、Wi-FiやBluetoothを使わないときはオフにすると、バッテリーを持たせるのに少し効果があると思います。
○PCからウォークマンに楽曲を転送する方法

A100シリーズにパソコンから音楽ファイルを転送する方法についてもまとめておきましょう。WindowsとmacOSでは、転送の仕方が異なります。

Windowsの場合は、ソニー純正の音楽管理・転送用アプリケーション「Music Center for PC」を使います。また、A100シリーズをUSB接続の外部ストレージとして認識させ、「Music」フォルダに音楽ファイルを直接ドラッグ&ドロップするやり方もあります。

macOSの場合は、ファイル転送の手順が変わりました。従来のA50シリーズやZX300シリーズは外部ストレージとしてウォークマンを認識させられたのですが、A100シリーズや上位のZX500シリーズはAndroid OSを搭載しているため、USB Type-CケーブルでMacに接続しても外部ストレージとして認識されません。iTunesに代わるmacOSの「ミュージック」アプリや、Finderからウォークマンを認識させることもできませんでした。

ソニーは楽曲ファイル転送用の検証済みアプリとして、Googleの「Android File Transfer」を紹介しています。このアプリが最新の「macOS Catalina 10.15」(64bit OS)でも使えるのか、気になる方もいるかもしれません。

筆者がmacOS 10.15.1をインストールしたMacBook Air(Retina 13inch 2019)で試したところ、Android File TransferでA105のストレージに音楽ファイルを転送できました。ただし、A105が一発でうまくmacOSに認識されず、動作が若干不安定になることもありました。

●大容量microSDはOK?USB-Cイヤホンは×
○大容量microSDカードは使える?

A100シリーズの内蔵ストレージは、容量が最も大きい「NW-A107」でも64GBとやや心許ない仕様です。microSDカードスロットを1基搭載し、最大128GBまでのmicroSDカード(ソニー製の場合)が利用できますが、ハイレゾ音源をたくさん聴いたり、音楽ストリーミングサービスの楽曲をストレージに保存してオフラインでもガンガン聴きたい場合は、もっと大容量のmicroSDカードを使いたくなるところ。

そこで今回は256GBの「サンディスク ウルトラ microSDXC / microSDHC UHS-Iカード」と、512GBの「サンディスク ウルトラ プレミアム エディション microSDXC UHS-I カード」を借りてA105に装着し、音楽を再生できるか試してみました。

どちらのカードも、A105でフォーマットすると外部ストレージとして認識され、音楽ファイルを転送して再生できました。また、Spotifyなどのアプリでコンテンツをキャッシュしてオフライン再生を楽しむための保存先として、A105の内蔵ストレージと大容量microSDカードのいずれかを選べます。

microSDカードとウォークマンの互換性は、実際に試してみないとわからないところもありますが、今は大容量のmicroSDカードが比較的安く買えるようになっているので、とりあえず試してみる価値はあると思います。

○USB-Cイヤホンの使用は避けよう

最後に、A100シリーズを快適に使うための注意事項もお伝えします。A100シリーズは充電・データ転送用の端子として従来のWMポートを廃し、新たにUSB Type-Cを採用していますが、ソニーの製品ページではUSB Type-Cで接続できるイヤホン・ヘッドホン(ソニー「SBH90C」など)をA100シリーズで使わないようアナウンスしています。

その理由について「接続して使うと、ウォークマン側で音量調節ができず大音量が出力されてしまう場合があるため」としています(ZX500シリーズの製品ページにも同様の注意書きがあります)。今回は試してはいませんが、もしかするとUSB Type-C直結のDAC内蔵ヘッドホンアンプも使わない方がいいかもしれません。

ウォークマン「NW-A100」シリーズは手頃な価格なので、これからクリスマスシーズンに向けて、注目度はますます高まりそうです。今回のレポートが、既に購入されたユーザーの方や、これから購入を検討される方にとって参考になれば幸いです。


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