ローランドは同社開発のシンセサイザー音源「ZEN-Core」のシステムアップデートを行った。これにより、既に同音源を搭載している「FANTOM 6/7/8」「JUPITER-X/Xm」「MC-101」「MC-707」間で、作成したサウンドを他のユーザーと共有したり、他の楽器に転送したりといったことが可能となる。この機構は「ZEN-Core Synthesis System」と名づけられた。

ZEN-Coreは、バーチャルアナログシンセサイザーと最大256音色のPCMシンセサイザーにDSPエフェクトを統合させた設計となっているが、ZEN-Core Synthesis Systemでは、これまでにないレベルでの音色互換性を実現する。対応製品には、互換性のあるオンラインのサウンドライブラリーが用意され、ユーザーはダウンロードした音色を使用している製品に格納して演奏できる。例えば、JUPITER-Xのサウンドをステージ用ピアノに転送して、ピアノの演奏にシンセサイザーの音でアクセントを付加するといったことが可能となる。

今後のシステム・アップデートにより、「FANTOM 6/7/8」(バージョン1.50)、「JUPITER-X/Xm」(バージョン 1.10)、および新製品のステージピアノ「RD-88」で、これらの音色互換機能が利用可能となる。また、グルーブボックス「MC-101」「MC-707」、ショルダー型キーボード「AX-Edge」も、順次システムアップデートにより対応していく予定だ。FANTOM 6/7/8については、現在ベータ版を公開中。正式バージョンは、2020年1月下旬に公開予定となっている。なお、それぞれの製品固有の音源機能に関しては、互換性はないので留意していただきたい。