米Appleは3月24日 (現地時間)、App Storeの「ユニバーサル購入」をMac向けアプリにも拡大した。サポートを希望するアプリ開発者は、24日にリリースされた「Xcode 11.4」から利用できる。

ユニバーサル購入はApp Storeにおいて、1回の購入・入手でユーザーが複数のプラットフォーム向けのアプリを利用できる仕組みだ。アプリ内購入も同期される。例えば、エディタ・アプリの「Bear」の場合、iOSアプリを入手したユーザーはiPhoneアプリ、iPadアプリ、Apple Watchアプリを使え、アプリ内購入で契約したサブスクリプションを全てのアプリで利用できる。

これまでユニバーサル購入はiOS系のプラットフォーム (iOS、iPadOS、watchOS、tvOS)に限られていた。そのためiOS用とMac用の両方を用意しているアプリでも、iPhone/iPad用とMac用を別々に提供せざるを得なかった。Appleは、昨年にCatalystという移植技術でiOSアプリから簡単にMac用のアプリを構築できるようにし、24日にリリースしたiPadOS 13.4で本格的なトラックパッド/マウスのサポートをiPadに追加するなど、この数年でiOS系のプラットフォームとMacの隔たりを埋めている。その一環として、ユニバーサル購入のMacアプリへの拡大を実現した 

アプリ開発者は簡単な作業でユニバーサル購入をセットアップできる。App Store Connectに登録した同じバンドルIDを使って全てのアプリをアップロードし、2つ以上のプラットフォームでアプリがストア審査を通過した時点で、アプリはユニバーサル購入で提供されるようになる。

ユニバーサル購入の開始に伴って、AppleはApp StoreとMac App Storeのカテゴリを統一した。例えば、Mac App Storeの「写真」と「ビデオ」のカテゴリが「写真/ビデオ」に統合され、「ブック」「フード/ドリンク」「雑誌/新聞」「ナビゲーション」「ショッピング」などをMac用アプリで選択できる。また、「開発ツール」、「グラフィック&デザイン」をiOSアプリで選べるようになった。