iPhoneの「メモ」は、iOSに最適化して開発されたアプリ(ネイティブアプリ)です。Appleのクラウドサービス「iCloud」と連携して機能し、作成した文書は原則としてクラウド上に保管されるため、ほかのApple製デバイスやWEBブラウザを利用していつでも読み書きできます。共通の文書に対し操作を行うため、内容がつねに同期されていることもメリットです。

「メモ」をWEBブラウザで利用する場合、「icloud.com」にアクセスしWEBアプリ(WEBブラウザ上で動作するアプリ)の形で提供される「メモ」を使うことになりますが、以前はスマートフォンのWEBブラウザは動作対象外でしたが、2020年4月現在はパソコンのWEBブラウザと変わらず利用できます。

「icloud.com」にモバイル端末からアクセスできるようになったということは、「プログレッシブウェブアプリ(PWA)」として活用可能になったことを意味します。PWAとは、Webアプリをネイティブアプリのように使うための技術で、ホーム画面にアプリアイコンを配置し、タップして起動できるようになります。すべてのWEBアプリをPWA化できるわけではなく、動作速度もネイティブアプリには及びませんが、icloud.comの「メモ」はPWAとして動作します。

「icloud.com」をPWA化するには、WEBブラウザのChromeでicloud.comにアクセスし、通常どおりサインインします。画面右上の3点ボタンをタップし、現れたメニューにある「ホーム画面に追加」をタップすると、任意の名前でホーム画面にアプリアイコンを作成できます。次回からはこのアイコンをタップすれば、icloud.comにアクセスして「メモ」などの機能を利用できるのです。

iOSネイティブアプリの「メモ」と比較すると動作が遅いうえ、毎回サインインの手続きが必要になりますが、画面上部のURLバーが表示されなくなるため画面を広く使うことができます。URLの入力やブックマークの操作も不要ですから、使いやすくなることは確かでしょう。