VAIOは10月1日、12.5型ノートPC「VAIO SX12」と、14型ノートPC「VAIO SX14」のリフレッシュモデルを発表した。10月1日から受注開始し、発売日は10月9日。価格はカスタマイズモデルが税別149,800円前後から、量販店向けの標準仕様モデルが税別195,273円前後から。

テレワークが広がるなか、VAIOが実施した調査では、テレワーク用PCに重要なのは軽さや薄さといったモバイル性であると考える人が最も多かったこと、またテレワーク・在宅勤務で使うPCは13インチ以上15インチ未満のノートPCと回答した人が過半数だったことを背景に、今回個人向け「VAIO SX12」「VAIO SX14」の2モデルで、基本性能の強化を図るリフレッシュが行われた。

SX12とSX14の主なモデルチェンジの要素は3点。1つはアーキテクチャの更新で、2020年1月のモデルから新たに、店頭モデルでIris Plusグラフィックス内蔵の第10世代Intel Core i7-1065G7や、Intel Core i5-1035G1を採用。GPU性能が向上し、最大3画面、5K(5,120×2,880ドット/60Hz)までの高解像度で、外部映像出力が可能になった。

VAIOによると、ドラゴンクエストX ベンチマーク(Ver.1.51/FHD/最高画質/フルスクリーン)で、Iris Plus グラフィックス内蔵の第10世代Intel Core i7-1065G7のスコアを100%とした場合、第10世代Intel Core i7-10710U搭載の前モデルでは60%に留まったという。また、独自の性能向上技術「VAIO TruePerformance」適用時では109%に向上したとする。同社は「Web会議やOfficeソフトの同時利用でも快適に使える」と紹介した。

もう1つのポイントが、バッテリー性能の進化。バッテリー素材を改善することで、ほぼ同じ重さ、サイズでバッテリーの大容量化を実現。バッテリー駆動時間がSX14で最大22.7時間(従来20.5時間)、SX14の4Kモデルで最大9.6時間(従来8.5時間)、SX12で最大16.5時間(従来14.5時間)に伸びたという。

最後の1つは、基本性能の向上。新たにWi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応したほか、標準のSSDがSATA接続だったところ、新たにPCIe接続を標準とする。

Wi-Fiアンテナは、PCを開いたとき高い位置に来る上ベゼル内に設置し、チューニングを実施。これにより、金属製のスチールデスクで使った際など、使用環境の影響を受けにくく安定した通信が可能とする。VAIOが行ったWi-Fi速度試験では、発泡スチロール上(木製デスクを想定)で2.4GHz帯のWi-Fiを使った場合、アンテナがヒンジ部に設置されている他社製ノートPCと比べ速度に大きな差はなかったが、鉄板の上(スチールデスクを想定)で使った場合に、VAIO SX12では3倍超の通信速度になったという。

本体デザインは2020年1月モデルを踏襲。背面オーナメントやチルトアップヒンジ、アルミパームレストなどを備えるほか、5Vアシスト充電やキーボードバックライトなどの機能も引き続き搭載する。

SX12、SX14では高性能エディション「ALL BLACK EDITION」と、数量限定の赤い光沢塗装のプレミアムエディション「RED EDITION」も用意される。

このほか、15型ノートPC「VAIO S15」では、HDRをサポートする4Kディスプレイが選べるカスタマイズが追加された。パネルの色域はAdobe RGBカバー率100%と従来より向上している。また、Dolby Atmosに対応し、新色のホワイトカラーも追加された。これ以外の仕様は従来と同じ。VAIO S15は10月1日から受注を開始し、11月6日に販売開始する。
○VAIO SX12の主な仕様

個人向け標準仕様モデルの構成は以下の通り。価格はオープンで、店頭予想価格は195,273円(税別)前後から。なお、構成を選べるWeb販売のカスタマイズモデル(ソニーストア)は149,800円(税別)から提供される。

○VAIO SX14の主な仕様

個人向け標準仕様モデルの構成は以下の通り。価格はオープンで、店頭予想価格は195,273円(税別)前後から。なお、構成を選べるWeb販売のカスタマイズモデル(ソニーストア)は149,800円(税別)から提供される。