広報「花の里つきがた」(北海道月形町)

令和2年11月号(640号)

◆今後の課題に対して
〇公共交通の構築と地域拠点施設整備
平成30年12月、JR札沼線の一部廃止を容認する苦渋の決断をしました。JRの代替交通となるバスについては、関係機関の協力を得て、令和2年4月から運行を開始することができました。
しかしながら、地域の交通環境が充足されたわけではありません。高齢者の買い物や通院などの外出機会を支援し、「まち」に賑わいをつくるため、現在行っているデマンド交通(事前予約型交通)の実証運行を踏まえ、地域のニーズを把握していきます。

生活の足となる公共交通は町民の皆さまに関心を持って利用していただくことにより、守り、育てていくものです。公共交通を意識し、将来にわたって親しまれるものとなるよう、環境を構築していきます。
月形町では、代替バスを含む複数の路線バスが運行しています。町民はもとより、町外からの観光客などにも利用しやすい公共交通となるよう、乗り継ぎの利便性を向上させる新たな交通結節点としてバスターミナル機能を持った地域拠点施設の整備を検討します。地域拠点施設の整備につきましては、昨年、地域拠点施設整備等審議会において答申をいただきました。

いただいたご提言を最大限尊重し、考えていきます。しかしながら、地域拠点施設整備は学校や産業団体など関係機関との連携が必要になります。今後、こうした関係団体や町民の皆さまのご意見をお聞きしながら町の方針を決めていきます。

〇皆楽公園の再整備
皆楽公園の施設全体は老朽化が進んでいます。中でも温泉施設や宿泊施設は老朽化に伴い、維持管理費が膨らんでいます。町の観光拠点として現在の利用者のニーズに合ったサービスを提供するため、各施設の再整備を進めてまいります。
特に月形温泉は町民の憩いの場として、公衆浴場としても親しまれており、これからも私たちの生活に必要なものですので、整備を進めたいと考えています。
おかげさまでキャンプ場の利用客が増えており、今年の利用者は5000人を超えています。より安心して楽しんでもらえるようトイレなどの衛生設備も改修していきます。

〇産業の振興
農業分野につきましては、素晴らしい月形の農業を守っていくために担い手の確保が重要です。将来の担い手となる新規就農者の確保に努め、Uターン就農者などへしっかりとサポートしていきます。
また、こめ工房の改修、青果物集出荷貯蔵施設の整備は、令和3年3月の完成を目指して工事を進めています。月形町農業協同組合とも連携を図りながら、生産体制の強化と効率化を図っていきます。
商工業につきましては、町内の事業者が減少する中で、新規に町内で事業を営む企業の誘致や後継者の確保、雇用の場を拡大していくなどの対策を継続して行っていきます。

〇教育環境の充実、整備
私は、これまで何度も子どもたちの笑顔に励まされてきました。そんな心身ともに健やかに成長していく子どもたちには、より豊かな教育環境を整備し、提供していかなければならないと考えます。
特に加速するデジタル化に備え、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想の実現」(※)に向けて、タブレット端末機の導入やパソコンの入れ替えなど校内の環境整備を進めていますが、今後も時代に対応した整備を進めてまいります。
また、地域とともにある学校をづくりを目指した「コミュニティ・スクール」の中で、小中一貫校を含め、将来を見据えた教育活動を考えてまいります。
※子ども1人につき1台の情報端末機を配布し、多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく、一人ひとりに最適な教育を実現する構想