広報うんぜん(長崎県雲仙市)

令和3年1月号

雲仙市長
金澤 秀三郎

新年、あけましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、希望に満ちた輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行によって、健康への不安、社会経済活動の停滞など、これまでに経験したことのない変化を経験いたしました。また、安倍総理大臣の退陣によって菅総理大臣が就任し新たな内閣が発足した変化の年でもありました。

このような大きな変化の中において、本市におきましても時機を失することなく、新型コロナウイルス感染症に伴う経済対策を迅速に行うため、国・県等と連携し、一人十万円を給付する特別定額給付金給付事業、消費低迷の影響を受ける市内飲食店等の事業者を応援する緊急消費喚起対策事業、コロナ禍の新たな観光のスタイルとしてマイクロツーリズム型へ転換を図り市内宿泊への補助を行う緊急宿泊促進支援事業など、新型コロナウイルス感染症に関連する様々な対策事業を矢継ぎ早に展開してまいりましした。

また、本市が抱える喫緊の課題である人口減少問題の克服に向け、本市が持続的に発展し続けるため、第二次雲仙市総合計画に掲げる「〝つながり〞で続き取り組みを進めてまいりました。

人口減少対策につきましては、移住・定住の促進を図るため、既存の「若者UIターン家賃補助金」に加え、新たに「奨学資金償還補助金」を創設し、将来にわたり市の活力の源泉となる若年層に重点的な支援を行ってまいりました。

きめ細かな出産・育児の支援につきましては、産後うつや新生児への虐待防止を図るため、産婦健康診査に係る費用を助成する取り組みを新たに始め、乳幼児を養育する保護者に対しましては、おむつ等の育児用品の購入費の助成および国の幼児教育・保育無償化に合わせ、給食の副食費の無償化を引き続き取り組んでまいりました。

くらしの安全確保につきましては、住宅地に出没する有害鳥獣に対し、市民の安心安全のため、対策に係る費用の一部に創る賑わいと豊かさを実感できるまち」の実現に向け、引き対する補助を創設いたしました。

農業振興につきましては、農業生産基盤の整備に加え、有害鳥獣による農作物の被害防止対策として、新たに市単独事業により鳥類による被害防止対策に取り組む農業者団体の支援、労力負担の軽減を図る認定農業者に対し新たに市単独事業によりアシストスーツ購入費の一部を助成し、スマート農業への取り組みを支援してまいりました。

社会基盤の整備につきましては、地域高規格道路「島原道路」の整備において、雲仙市瑞穂町から島原市有明町までの10・4キロメートルの区間の調査費が計上され、本格的に事業が始まることとなりました。また、愛野・小浜バイパスにおきましても、国土交通省を主体とした国・県・市における検討会が設置されたところでございます。

公共交通の維持・活性化につきましては、雲仙市新地域交通実証実験運営協議会が主体となり、昨年10月から乗り合い送迎サービス「チョイソコうんぜん」の運行を開始しております。

情報化の推進につきましては、市内全域を対象とした超高速ブロードバンド基盤整備事業に着手しており、令和3年度中に全域での整備完了を目指しております。この超高速ブロードバンド基盤を整備することによって、新たなデジタル社会における高速大容量通信を実現することが可能となります。

小・中学校におきましては、国が掲げる「GIGAスクール構想」を前倒しして整備し、児童・生徒が一人一台のパソコンを持ち、新たな学校教育の技術革新によって、子どもたち一人ひとりに個別最適化された創造性を育む学びを実現し、教育環境の向上に向けた取り組みを進めてまいります。

公共施設の整備につきましては、(仮称)新小浜体育館および(仮称)新瑞穂総合支所において、本格的な工事に着手いたしました。今後は、完成した施設の活発な稼働を目指し、活気あふれる利活用となるよう準備を進めてまいります。

新たなステージを迎える本年は、人口減少対策として子育て世代の経済的負担の軽減など、出会いから結婚子育てにわたる切れ目ない支援を行う「新・子育て応援パッケージ」、昨年策定した雲仙市観光戦略に沿った事業の展開、農業基盤整備事業による農業の振興など、これまで推進してきた事業をさらに深化させるとともに、新たな課題解決に向けた取り組みに着手してまいる所存でございます。

また、これまで各種会合等において、皆様のお声を拝聴させていただく貴重な機会を得ることができ、様々なご意見をお聞かせいただいた中で、各種施策の参考とさせていただき市政に反映してまいりました。

今後におきましても、これまで以上に皆様のお声を拝聴する機会を大切にし、市政運営に邁進し、光り輝く魅力あふれる雲仙市の未来に向け全力を尽くしてまいりますので、皆様方におかれましては、本年もより一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、一日も早い新型コロナウイルス感染症の収束を願い、本年が明るく希望に満ち溢れた年となりますことを祈念いたしますとともに、皆様方の益々のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。