アカザの杖いい出来栄え 河原の湯で紹介

 茅野市泉野の市営温泉施設「河原の湯」で、植物の「アカザ」を使った杖(つえ)が出来上がるまでを写真で紹介した展示が行われている。色付けし、飾りひもなどを施した完成品33本も並び、「いい出来栄えだ。軽くて使いやすそう」などと来場したお年寄りの注目を集めている。

 製作者は地元の農業柳沢静さん(82)、写真は蟹沢和男さん(84)=同市塚原=が撮影した。蟹沢さんは数年前に知人から柳沢さんが作ったアカザの杖をもらい、作り方などに興味を持ち、昨年の春から冬まで何度も柳沢さん宅に通い、カメラを向けた。

 アカザは畑や道端にある草で、大きく育つ。地元では「アカザの杖を持つと中風にならない」という言い伝えがあり、柳沢さんは15年ほど前から作り始め、地域のお年寄りに配ったりして喜ばれた。持ち手の根の部分は太く、全体的に真っすぐなのが理想で栽培にも力を入れ、試行錯誤の結果、畝を立て、マルチシートを敷いて移植し、支柱を立てる方法にたどり着いた。製作の腕も上げ、希望のサイズや色で注文も受ける。

 写真は、小さな苗が成長していく様子や小枝のせん定、刈り取り後の乾燥、ゆで、皮むき、仕上げまで11枚。説明文や、柳沢さんの作業場の地図も掲示した。蟹沢さんと柳沢さんは「水戸黄門や松尾芭蕉もアカザの杖を使ったと聞いてうれしくなった。関心があったら見に来て」と来場を呼び掛けている。31日まで。木曜休館。

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