駒ケ根高原「人なれサル」 地域ぐるみで駆除

 人間を恐れない「人なれ」が進む駒ケ根高原のニホンザルについて、駒ケ根市有害鳥獣駆除対策協議会は地元地区や駒ケ根市猟友会と連携し、本格的な対策に乗り出す方針を固めた。捕獲おりを新たに設置して悪質なサルの除去を図るほか、住民参加による地域ぐるみの追い払いの仕組みをつくり、被害防止を目指す。

 駒ケ根高原一帯は近年になりサルの出没が頻発。観光地のため人に接する機会が多く「人なれ」が進んでいるのが特徴で、観光施設に入り込むこともあり、住民や観光客への被害も心配されている。

 県は、同市の中央アルプス側には三つの群れで計約230頭が生息していると推測。駒ケ根高原は恒常的に被害があり、サルが人を見ても逃げないことから加害レベルを最高水準の「レベル4」に位置付け、加害の可能性が高く駆除の必要性もあるとして、同市の今年度の捕獲上限値を昨年度までの50頭から100頭に引き上げた。

 3日夜に同市の駒ケ根キャンプセンターで開いた住民向け学習会で、協議会はこうした状況を踏まえ、駒ケ根市猟友会と協力して移動式捕獲おりを新たに設置する方針を説明。地元の北割一区、北割二区に対し効果的な設置場所について候補地選定への協力を求めた。

 さらに有効な防除対策には組織的な追い払いが不可欠と強調。農地周辺の草を刈る、カキなど果樹を放置しないといった対策と合わせ、地域ぐるみでの粘り強い対応が必要とし、「北割一区、北割二区をモデル地区としたい」と主体的な取り組みを呼び掛けた。

 協議会事務局の市農林課は「協議会として協力するのはもちろん、自分たちの地域は自分たちで守るという意識を持ってもらうことがまずは大切。駒ケ根高原のサルは特に被害を与える恐れが大きいので、しっかりと連携して対処していきたい」としている。

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