旧中山道沿い土蔵を寄贈 武藤工業

 下諏訪町御田町に諏訪工場を持つ武藤工業(本社東京、早川信正社長)が、旧中山道(町道宮街道線)に面した工場敷地内の土蔵を町に寄贈した。同社の青柳力工場長が7日、町役場に青木悟町長を訪ねて説明した。土蔵は同町で製糸業が栄えた明治時代の建築で、町は「当時を物語る貴重な建築物」とし、まち歩きの観光スポットや休息場所に活用する方針だ。

 町教育委員会によると、土蔵は広さ約20平方メートルで、しっくいの白壁で覆われた造り。天井部の梁に書かれた墨書から1894(明治27)年に同地で製糸工場を経営した井上善次郎氏が建てたとみられる。「周辺で往時の景観が失われていく中で貴重な建築物」としている。

 土蔵はその後同地に進出した複数の企業の所有を経て、武藤工業に引き継がれた。同社は敷地内の駐車場整備の一環で取り壊しを検討したが、町教委に照会。「地域の貴重な建物」との回答を受け、地域貢献の一環として町に寄贈することを決めた。

 土蔵の建つ土地と隣接のポケットパークの土地合わせて約103平方メートルを含めて寄付。青木町長は「旧中山道の風情に合った建物として改修整備し、有意義に活用する」と感謝した。町は町議会9月定例会に関連費用を計上して改修し、来年度をめどに開放していきたいという。

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