県飯田養護学校の教諭 御諏訪太鼓を学ぶ

 県飯田養護学校(下伊那郡喬木村)の教諭5人が8日、岡谷市の御諏訪太鼓会館で御諏訪太鼓の講習を受けた。同校では30年以上前に御諏訪太鼓宗家の故小口大八さんに指導を受けたことがあり、現在も太鼓の同好会が活動している。教諭たちは異動もある中で小口さんの教えを受け継いでおり、今後の指導に生かしていこうと、改めて打ち方を確認した。

 会社社長で御諏訪太鼓相談役の上島政尚さん=同市田中町=が喬木村に工場を建設した際、同校近くを通り掛かると太鼓の音が聞こえてきたという。これに感銘を受けた上島さんが同校に太鼓30基を寄贈、小口さんも太鼓の指導に当たった。以後、同校では御諏訪太鼓が受け継がれ、高等部の生徒を中心に約30人が同好会「あじまっ鼓」に所属し、地元の祭りや発表会で演奏している。

 一方で、小口さんに指導を受けてから既に30年以上たっていることから、「もう一度基本を確認し、しっかり受け継いでいってほしい」という上島さんの願いを受け、この日の講習が企画された。御諏訪太鼓保存会の古屋邦夫会長が講師を務め、「勇駒」を中心に練習。古屋会長は「譜面だけでは分からない部分もある」とし、曲のイメージに合った打ち方や構えなどを改めて指南した。

 中村俊明教諭(43)は「これまでは荒々しいという印象だけで打っていたが、強弱の付け方を教わって少し曲のイメージが変わった」と手応えを感じていた。同校では毎週1回、太鼓の練習があり、生徒たちも楽しみにしているといい、「きょう習ったことを子どもたちにも伝えたい」と話していた。

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