伊那西小校区一つに 地域活性化の動き拡大

 園児数の減少から休園中の伊那市小沢の伊那西部保育園の存続問題をきっかけに、地元の伊那西小学校通学区域(校区)で、校区住民がまとまり、地域活性化の取り組みが始まっている。若者グループも参加してイベントを開くなど広がりをみせており、住民からは「短期間でみんなの意識が大きく変わってきている。校区の未来に向けて一つになっていければ」と前向きな声が聞かれる。

 伊那西小には四つの区などから児童が通うが、校区全体がまとまるのは学校行事が中心で、区や地区をまたいだ交流が希薄だった面もあったという。

 一方で、伊那西部保育園の廃園危機を受けて、校区住民は「伊那西地域を考える会(仮称)」を今春に発足。移住定住促進や地域活性を図る中で保育園の再開を実現させた同市新山地区の先進事例に学ぶ学習会も開いた。

 呼応するように若者や女性のグループも立ち上がり、地域を元気にする活動を検討。3日夜には30〜40代の若者グループが広く住民に呼び掛けて、地元農産物やそば粉を使った「伊那西ガレット」作りに挑戦した。

 回覧板を使って校区全体に広く農産物の提供も呼び掛け、住民からは多彩な食材が寄せられた。信州伊那谷ガレット協議会の渡邊竜朗代表を講師に迎え、子どもから大人まで約30人が伊那西小学校に集合。和気あいあいと調理した。家族4人で参加したますみケ丘の男性(34)は「今まで伊那西校区のことを考えることはなかったが、保育園の問題を機に校区が一つにまとまり出した感じがする」と楽しんだ。

 22日には伊那西小近くの森で「森のジャズライブ」を開く。伊那西ガレットを提供する予定だ。同グループの中村博さん(48)は「大きく動き出している」と変化を実感。考える会の会長でますみケ丘区の宮本和夫区長は「若者や女性の皆さんが活性化に動いてくれて大変うれしい」と目を細めた。

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