「はみんぐ」と伊那市長懇談

 不登校や引きこもりの若者の自立支援に取り組む伊那市のNPO法人子ども・若者サポート「はみんぐ」(櫻井裕記理事長)と白鳥孝市長は12日、同法人が運営するカフェ・セジュールで懇談した。「市長と語りた伊那」として開き、法人からはスタッフ12人が参加。高齢化も進むボランティアの人材確保から通信制高校学習センターの運営まで幅広く意見交換し、子どもや若者の居場所づくりや支援充実に理解を深めた。

 「上伊那子どもサポートセンター」と「若者参加のまちづくり協議会」を一本化して2016年に発足した同法人。2007年度に開設したさくら国際高校伊那学習センターや、地域に開かれた交流の場としているセジュールの運営などを前身団体から引き継ぎ、若者らの社会参加を後押ししている。

 懇談で法人側は、学習センターのキャンパス格上げを目指していることも説明。年間60時間のスクーリングと試験は上田市の本校まで通う必要があるが、キャンパスに認められれば解消できるほか、独自のカリキュラムを組むことができ、生徒の負担軽減や学習向上につながるとした。

 現在の授業は、セジュール2階に設けた限られたスペースの教室や隣接するいなっせ(伊那市生涯学習センター)などを借りて行っているため、マンツーマンの学習をする上で不足感があると指摘。授業以外に自由に集まれる場所もないとして、キャンパス化も見据えた安定的な運営に向けて支援を望んだ。

 そのほかの出席者も、学習センターなどに通う若者の成長の様子を報告。「自己肯定感を持てるようになり、社会との接点の場になっている」と話した。

 セジュール内の教室も見学した白鳥市長。さまざまな活動を支えるボランティアの人材確保については「市民大学の卒業生などに呼び掛けもできるのでは」と答えた。

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