桂由美デザインドレス魅了 岡谷蚕糸博物館

 岡谷市の岡谷蚕糸博物館は21日、リニューアルオープン5周年記念「ユミカツラファッションショー」を同市のカノラホールで開いた。世界的なブライダルファッションデザイナーの桂由美さんがデザインを手掛け、フランスで開いたパリコレクションでも発表したウエディングドレス、着物など計36着をショー形式で披露。県内外から訪れた約1000人の観客を魅了した。

 製糸業で発展した同市での開催にちなみ、シルクをメインに仕立てたドレスと和服を紹介した。純白のウエディングドレスをはじめ、洋装と和装を融合させた桂さん独自の様式「YUMI YUZEN」を用いた衣装を用意。伊藤若冲、鈴木其一、葛飾北斎ら江戸時代に活躍した絵師の作品から着想を得て制作したドレスも見せた。

 衣装に身を包んだモデルがステージ上に登場すると、会場から歓声が沸いた。正面だけでなく、風に舞うように揺れるベールや華やかな模様が描かれた背面を見せると、「わー」という声と同時に大きな拍手が送られた。

 ショーを見た山田夕里子さん(79)=下諏訪町=は「真っ白いウエディングドレスが印象的だった。洋装だった娘の結婚式を思い出した」と話した。

 ショーの前にはパネルディスカッションを開き、桂さん、友禅作家の千地泰弘さん=京都=、文化学園大学名誉教授の田村照子さん=東京=の3人がシルクの魅力を語り合った。髙林千幸館長は「絹の良さ、素晴らしさを知ってもらった上でのショーだったので、見た人により理解してもらえたのでは」と話していた。


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