大萱団地A−1棟着工へ 県伊那建設事務所

伊那市西箕輪の大萱団地建て替え事業で、県伊那建設事務所は、鉄筋コンクリート造り4階建てのA−1棟の建設工事に着手する。建設用地にあった既存住宅の除却工事が完了し、くい打ち工事を近く始める予定。来年度後半の完成を目指す。2025(令和7)年度にかけて同じ構造でほぼ同規模のA−2棟、B棟を順次建設。A、Bの2棟・72戸に再編整備し、多様な世代が快適に暮らせる公営住宅にする。

 県営・市営が隣接する大萱団地と若宮団地を県と市が協働で再編整備し、居住環境の改善と管理の効率化などを図る事業。大萱団地は平屋の市営136戸、平屋と2階建ての県営76戸があり、ともに築50年以上が経過して老朽化している。大萱の建て替え事業は県が進める。

 同事務所建築課によると、A−1棟は24戸、渡り廊下でつながるA−2棟は20戸を設ける。A、B棟それぞれにエレベーターを設置。住戸・共用部のバリアフリー化を図っていく。内装には県産材を積極活用し、団地中央には集会所と広場を整備する。

 A棟には、対面キッチンを備えた子育て世代・多家族向けの3LDKや、2〜3人家族向けの2DK、車いす利用者がいる世帯向けの住戸を設ける。現在の入居世帯への意向調査も反映させた。最後に着工するB棟は28戸とする計画だが、間取りなどは「ニーズを見極めながら、今後決めていく」としている。

 県と市は協働建て替え事業に関する協定を締結。大萱は建て替えから25年後に市へ移管(無償譲渡)される。現行の住居環境を希望する入居者のために、市営団地の一部の既存建物を修繕するなどして入居を続けられるようにもするという。


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