花き生産が盛んな上伊那地方で出荷量を伸ばしているトルコギキョウの播種が、伊那市東春近の農事組合法人いなアグリバレーの施設で始まっている。14日は若手を中心に生産者25人が集まり、作業を分担して約700枚のトレーに種をまいた。育てた苗は管内生産者のほか、県内外の産地にも出荷される。

 トルコギキョウは長野県が日本一の生産量を誇り、JA上伊那管内ではアルストロメリア、テッポウユリと並ぶ花きの基幹品目。今年は上伊那オリジナル品種を中心に320万本の種をまく計画で、5月下旬にかけて計12回の作業を予定している。

 長方形のトレーに均等に土を敷き詰め、3台の播種機で種まきを進めた。水をまいてから暖かな育苗ハウスへ。この日だけで35品種もの種をまいた。北海道や宮城県の産地にも供給する。

 上伊那地方のトルコギキョウは6月下旬から11月末にかけて収穫され、主に3大都市圏に出荷される。昨年の出荷本数は約260万本だった。