伊那市とテレビ東京グループのテレビ東京ダイレクト(東京)は13日、地方創生に関する包括連携協定を締結した。テレビ番組を通じて同市の魅力づくりや魅力発信などシティプロモーションを中心に協力する。同グループと地方自治体との包括連携協定の締結は初めてという。

 同社はテレビ・インターネットによる通販事業を手掛けるほか、最近では地方創生に関する事業に力を入れているという。同日は協定の調印式が伊那市役所で開かれ、白鳥孝市長と遠藤孝一社長が協定書を取り交わした。

 協定では、それぞれの知見や媒体を生かし、地域への愛着・誇りの醸成、同市のブランドイメージの向上につながる取り組みを協力して推進。旅番組や情報番組、地方創生をテーマにした番組でタイアップし、同市の魅力や取り組みを発信したり、同グループ内の番組に取材情報を提供したりする。また、市職員の広報力やPR力を高めるため、番組プロデューサーによる研修を行う計画だ。

 調印式であいさつした白鳥市長は「テレビ東京の素晴らしい力を借りて新産業技術、50年の森林ビジョン、移住定住、子育て支援、二酸化炭素削減など伊那市の先駆的な取り組みを全国に発信できる」と期待を寄せた。

 遠藤社長は地方創生、食、旅行、生活情報の四つをテーマにした番組制作に取り組んでいることを説明し、「地域情報の発信はメディアの使命。番組を通じて期待に応えられるよう頑張っていきたい」と力を込めた。

 テレビ東京グループは東京を中心とした関東ローカル(1都6県)でのテレビ放送やBSテレ東による衛星放送、系列局放送などを実施。広いエリアに情報を発信している。協定のキックオフとして15日午前7時30分から、BSテレ東で放送される「羽田土曜会〜ニッポンを元気にする地方の星(スター)〜」で伊那市が特集される。