「全国学校・園庭ビオトープコンクール2019」(公益財団法人日本生態系協会主催)で、伊那市の西箕輪南部保育園と高遠第2・第3保育園が日本生態系協会賞を受賞した。ともに園周辺の豊かな自然環境を生かした保育の取り組みが評価された。両園の関係者が14日、白鳥孝市長に受賞を報告した。

 同コンクールは自然と共存した学校や幼稚園、保育園、こども園を広めるため2年に1回開催し11回目。2日に東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで表彰式が行われ、環境大臣賞など上位5賞に次ぐ日本生態系協会賞には61の学校や保育園が選ばれた。西箕輪南部保育園は初めて、高遠第2・第3保育園は前回(17年)に続いて2回目の受賞となった。

 14日は西箕輪南部保育園の北原美佐子園長、高遠第2・第3保育園の吉瀬典子副園長が市役所を訪問。北原園長は「周辺の環境そのものがビオトープ。裏山で遊んだり、小さな生き物を捕ったり、飼ったりしながら生態を学んでいる。職員ももっと自然の良さを生かせるよう勉強していきたい」と話した。

 吉瀬副園長も「何かを造ったりするのではなく、本物の自然がある」と強調。高遠第2・第3保育園は移住者の子も多いが「自然の中に溶け込んでいく。自分たちも生態系の中に組み込まれていることを実感する。自然のパワーを感じる」と説明した。

 報告を受けた白鳥市長は「良い保育をしてもらっている」と受賞をたたえ、「子どもたちの興味を上手に伸ばしてあげてほしい」と改めて期待を寄せていた。