駒ケ根市に伝わる霊犬早太郎伝説を題材にした映画「霊犬戦士ハヤタロー〜伊那谷幽玄の戦い」の先行上映が14日夜、伊那市荒井の伊那旭座で始まった。上映に先立ち、主演の佐藤永典さんや、岡本英郎監督らが舞台あいさつ。伊那市出身のタレントで共同プロデューサーを務めた成美さんは「上伊那を盛り上げたいとの思いから出発し、地域の皆さんの協力でこの映画が完成した」と報告し、「上伊那をPRする一つの武器になれば」と期待した。

 早太郎伝説や天竜川の河童伝説を題材にした特撮ヒーロー映画。都会の暮らしをやめ、故郷の伊那谷に戻った主人公が奇怪な事件に巻き込まれ、夢で見たハヤタローと敵に立ち向かう物語だ。光前寺、高遠城址公園、箕輪ダムなど上伊那各地で撮影。多くの地元企業が協賛し、園児や住民らも出演する。

 映画「ゴジラ」や、人気アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを担当したことでも知られる岡本監督は「子どもから高齢者まで楽しめる映画」と紹介。佐藤さんは「父の実家が長野で縁を感じた。気持ちを込めて演じました」とあいさつした。

 映画に出演するポカスカジャンの大久保ノブオさん、伊那市出身の歌手湯澤かよこさんらも舞台に上がった。

 伊那旭座での上映は27日まで。4月3〜9日には岡谷スカラ座で上映し、その後、全国各地で順次公開する。詳細は公式ホームページへ。