富士見町の住民有志でつくる「子ども科学遊びクラブ」と「富士見てしごと組」は、自宅で過ごす小学生に向けて、自作して遊ぶ玩具キットの配布をしている。新型コロナウイルスの感染拡大で自宅で過ごす子どもたちの遊び道具がほしいという声を受けて始めた。子ども科学遊びクラブ代表の赤坂行男さん(72)は「手を動かし、頭を使って考える昔ながらの遊びに関心を向けてくれたらうれしい」と話している。

 子ども科学遊びクラブは、実験や工作を通して小学生に科学の楽しさを伝える活動をしている。町の自然、歴史を題材にしたかるた、すごろくのほか、パズル、知恵の輪など子どもから高齢者までが楽しめる数多くの玩具も手作りし貸し出している。てしごと組は、地域の材料と伝承技術で作ったさまざまな製品を販売し、地域活性化と町の魅力発信を目指している。

 子どもたちに提供している遊び道具は、いずれも家庭にある身近な材料で簡単に作れるのが特徴。材料と作り方・遊び方の説明書を13日から、コミュニティ・プラザロビーと町の多目的交流広場「ゆめひろば富士見」に置き、自由に持ち帰ってもらっている。約40個ずつ置き、なくなると種類を変更。これまで輪ゴム鉄砲、ペットボトルを加工し投げて飛ばす「X―ジャイロ」を置いたが、数日でなくなる人気だった。4枚の型紙を並べ替えて、さまざまな形を作る「T―パズル」といった知育玩具も配布している。

 3月いっぱいの予定。赤坂さんは「子どもたちが作って遊び、考えて楽しんだり、休みのストレスを解消したりしてくれたらいい」と話している。