新型コロナウイルスの影響で全国各地の大学が休校となり、県外の大学に進学した諏訪地方出身の1年生は、実家や引っ越し先での待機を余儀なくされている。「仕方ない」「新しい友人と知り合う機会がない」と受け止めはさまざま。感染が早く終息し、大学生活がスタートすることを心待ちにする男女3人に話を聞いた。

 神奈川県の大学に進学した岡谷市の男子学生(18)は、「世界中が大変な時なので仕方ない」と話す。引っ越しをする前日に休校を知り、引っ越しを延期して岡谷市の自宅で過ごしている。

 休校中は大学の履修登録など授業の準備や自主勉強をしているが、時間を持て余すことも多い。勉強以外は部屋で動画を見るなどし、「もう少し我慢すれば、大学生活が始まる」と自分に言い聞かせて過ごしている。「オンラインではできないサークル活動が楽しみ」と、大学が早く再開することを願っている。

 同じく神奈川県の大学に進学し、2月から同県内で一人暮らしを続けている諏訪市出身の女子学生(18)は「東京や神奈川に進学した友達の多くが、休校が延長したことで実家に戻ってしまった。自分はアルバイトもあり帰省する予定はないが、近くの駅ビルや飲食店などが閉じていて、出掛ける場所もない」と寂しさを口にする。

 将来は、得意な英語を生かして宿泊業に就きたいというが、「新生活は分からないことだらけ。相談できる新しい友人や先輩と知り合う機会もない」とため息。「落ち着いたら、仲の良い友人と遊びに出掛けたい」と早期の終息を願っている。

 諏訪地方の高校を卒業して岐阜県の大学に進学した箕輪町の男子学生(18)は「新しいことに挑戦する新鮮さが恋しい」と自宅待機が続く現状に飽きる気持ちがあるという。

 これまでは部活動や受験などで忙しく、時間にゆとりのある生活を初めて送っている。その中で、できることはやろうと、授業の予習や家事の手伝いに取り組んでいる。今は「受験が終わってから一息ついた安堵感がずっと続いている状態」とし、「自分が本当に大学生なのか不安に思うことがある。悩んでも仕方ないので、予習など今の自分にできることをするしかない」と言い聞かせている。