伊那市高遠中学校2年1組は新型コロナウイルスの感染が広がる中、中学生の自分たちにできることをしよう―と「2年1組THANKS PROJECT」を始めた。第1弾は現場で働く医療従事者に感謝を伝えること。生徒が手描きの絵や言葉で表した感謝のメッセージを同校ホームページに掲載している。

 プロジェクトは遠隔会議専用ソフト「ZOOM」を使った学級活動(ウェブ学活)で生まれた。1組担任の北澤志保教諭が学活内で、英国で始まったキャンペーン「Clap for Cares(医療従事者に拍手を)」などの医療従事者に向けた国内外の応援活動を取り上げた。

 生徒たちは医療従事者に対して偏見の目を向ける人がいることも教わり、最前線で戦う人にエールを届けたい―と奮起。休校中のため授業支援システム「スクールタクト」を使って個々の思いを集め、多くの目に触れるようホームページに掲載した。感染症指定医療機関の伊那中央病院(同市)で働くスタッフに宛てた手紙も用意した。

 ホームページには「みんなでがんばろう」「僕たちのために頑張ってくれてありがとう」とエールやねぎらいの気持ちを込めた言葉や、世界各国の言語で「ありがとう」と書いたもの、ハートや花、地球、虹の絵を添えたメッセージなどが載っている。北澤教諭は「大勢の人に見てもらいたい。メッセージを見て元気になってほしい」と話した。