伊那弥生ケ丘高校(伊那市)の同窓会は、遠隔会議システム「Zoom(ズーム)」のライセンス権を購入し、教育向けサービス「エデュケーションライセンス」を同校に導入した。同校では8日、3年生を対象にサービスを利用した個人面談を実施。同窓会の下島典子会長も同席し、教員が生徒と画面越しに対話する様子を見守った。

 休校に伴い、ズームやクラウドサービス「Classi(クラッシー)」などの情報通信技術(ICT)の活用に力を入れている同校。これまで利用していたズームサービスは40分間、100人までの制限があったが、ライセンスサービスの導入で利用時間の制限がなくなり、最大300人の参加が可能となった。

 導入は同窓会が取り組む母校への教育支援事業の一環。下島会長は「幅広い場面でどんどん活用して」と話した。平澤裕二校長は「ありがたい。55分授業や総合的な探究の時間など可能な使い方は多岐にわたる」と感謝した。

 面談は進路選択が迫る3年生の不安を解消する狙いで実施。生徒1人15分ほどずつ設け、生徒たちの「学校生活はどうなるのか」「オープンキャンパスに行けない」「勉強のモチベーションが上がらない」などの悩みに学級担任が答えた。3年に担当学級を持つ春日雅博教諭は「生徒の表情を見て話せるので普段の面談と同じように話すことができた」とした。