中川村大草の飯沼地区に広がる棚田で9日、棚田を管理する飯沼農業活性化研究会の会員ら約40人が田植え作業に取り組んだ。同村の酒造会社・米澤酒造の地酒「今錦おたまじゃくし」に使用する酒米「美山錦」の苗を作付けした。

 例年だと、米澤酒造の関係者ら参加者の多くが手植えをするが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、密集しないよう規模を縮小。棚田11枚(約50アール)での苗植えは、農業機械を使った作業が中心となった。

 今年の収穫目標は約2・5トン。9月中旬ごろの刈り取りを予定している。会員の宮下明芳さん(76)は「田んぼの管理が大変だが、おいしいお酒になるのが楽しみ」と話していた。

 研究会は、棚田の荒廃を防ぎ、美しい景観の維持と地域の活性化を図ろうと2004年に発足した。以降、美山錦の栽培に携わっている。