県オリエンテーリング協会(木村佳司理事長)は4日、諏訪市郊外の霧ケ峰高原などで「霧ケ峰オリエンテーリング大会」を開いた。年齢、性別、難易度などで分けられた19カテゴリーに関東、中京圏などから約400人がエントリー。新型コロナウイルスの感染拡大でさまざまなイベントが中止される中、”密にならない”競技でコロナ自粛の運動不足を解消した。

 大会は5日に同高原で開く恒例の「霧ケ峰ロゲイニング大会」の前哨戦として初めて実施。これまでは1日のみの開催で、選手は通過型の参加だったが、前日にプレ大会を行うことで、霧ケ峰高原などの宿泊需要を促す狙いもある。

 オリエンテーリング競技は主催者が設定したチェックポイントを順番通りに通過し、ゴールまでの所要時間を競う。今回は霧ケ峰スキー場下方の強清水地区の森林内に最長3.5キロのコースを設定した。参加者は2〜3人ごとに1分間の間隔を空けてスタート。小雨が降り、時折、霧が漂う悪天候だったが、スタート直後にコース図を広げ、ささやぶが密集する森林内に勢いよく走りだしていた。

 大学のサークル仲間13人と参加した静岡大3年生の水野渉吾さん(20)=静岡市=は「コロナで活動を自粛していたので、オリエンテーリングは久しぶり。なまった体を霧ケ峰の自然で鍛え直したい」と笑顔を見せた。木村理事長(58)は「オリエンテーリングやロゲイニングは密にならない最適なスポーツ。今後も両競技の素晴らしさを発信していきたい」と話した。