茅野市木遣保存会(神林守夫会長)は4日夜、同市宮川の木落し公園で木やりの合同練習を行った。新型コロナウイルス感染拡大で4〜6月は休止しており、4カ月ぶりに再開。会員55人のうち12人が参加し、諏訪大社御柱祭・上社山出しの木落としが行われる地で声を響かせた。

 感染予防対策を徹底して再開した。茅野市街地を見下ろす頂上で距離を取りながら横に並び、一人ずつ自主練習の成果を披露。伝統の黄色い法被、マスク姿で約1時間にわたり練習を重ねた。

 2、3月の合同練習は市中央公民館で実施。今後は、毎月第1土曜に木落し公園で行う。2022(令和4)年の御柱祭に向けた神事や行事のほか、毎年木やりを披露する市民祭り「茅野どんばん」の中止も決まり、「致し方ないが、残念な思いはある」と神林会長。「木やりはいつも声を出していかないと。自主練習と合同練習で精進していきたい」と話した。

 前回の御柱祭後に入会した松浦美香さん(51)=宮川茅野=は「年明けから体調を崩してしまい、声が出るか心配ですが、先輩方を参考にしながら、声が出せるように練習を積んでいきます」と決意を語っていた。

 55人は20〜80代で会員数は横ばい。「2年後に向け、若手を増やしていきたい」(神林会長)という。