復興に努めた被爆者の歴史 浦上キリシタン資料館で企画展 下書きや調査票など50点

復興に努めた被爆者の歴史 浦上キリシタン資料館で企画展 下書きや調査票など50点

 長崎原爆で壊滅的な被害を受けた長崎市の山里町などの復元に関する資料約50点が並ぶ企画展が、同市平和町の浦上キリシタン資料館で開かれている。被爆前の町を地図で再現した被災地復元図(長崎市編)の下書きや調査票など、被爆者らが復興に努めた歴史を伝える。入場無料、9月下旬まで。
 長崎原爆戦災誌(長崎市編)によると、当時の山里町は爆心地から30〜500メートルに位置。原爆で建物は全壊全焼し、屋外にいて生き残った人はいないという。市は1970〜74年度の事業で、爆心地から約2キロ以内の48カ町の復元図を各町に依頼して製作した。
 企画展では、山里町や隣接する松山町などの復元に取り組んだ被爆者の岩波章さん=86年に64歳で死去=の遺品から見つかった資料を展示。情報収集のため各世帯に送った「被災世帯基礎調査票」や地図完成前の下書き、復元作業をする被爆者らの写真がそろう。
 長女で同館長の岩波智代子さん(70)は「調査票には一家全滅の世帯のものも含まれ、復元作業がなければ埋もれていた真実が宿っている。人々の『生きた証し』から原爆の恐ろしさを感じてほしい」と話した。


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