海上自衛隊の中尾剛久・佐世保地方総監は14日、長崎県佐世保市平瀬町の海自平瀬体育館で、佐世保地方隊の隊員約400人を前に年頭訓示。「昨年は、わが国周辺の安全保障環境が確実に厳しさを増した。到来する時代の波にも揺るがない精強・即応な佐世保地方隊をいま一度練り上げる必要がある」と述べた。
 朝鮮半島の非核化を巡る米朝協議の不調を受け、北朝鮮は「ミサイル発射を含む瀬戸際外交を再開しつつある」と指摘。ロシアも「新しい装備を北方領土に展開して実効支配を強化するとともに、中露の共同運用を深化させているように見受けられる」と強調した。軍備拡張を続ける中国は「日本海や南西諸島を越えた西太平洋にも活動範囲を広げ、活動頻度も高めている」とした。
 その上で隊員に対し「部隊運用で得る教訓の収集と活用」「警戒監視や災害などへの各種支援」「勤務環境」の充実を図るよう求めた。