約1万5千個の明かりがまちを彩る長崎ランタンフェスティバル(実行委主催)は9日、閉幕した。長崎市は期間中(17日間)の集客数を前年比約42万人減の約56万人と発表。新型コロナウイルスの感染拡大が影響し、ここ20年間で最低、1994年に始まって以来5番目に少なかった。
 実行委は当初、例年並みの100万人の集客を目指していた。市観光政策課の分析では、新型コロナウイルスの感染拡大によって国内で人混みや旅行を避ける傾向が生じ、クルーズ船の相次ぐ入港キャンセルなどが大幅減の要因。感染を警戒した長崎市周辺の来場者が減り、年末年始の大型連休から比較的近い時期の開催だったことも影響した。
 市内16の主要宿泊施設の客室平均稼働率は、金曜・土曜の休前日が83・4%で前年比11・5ポイント減。全期間での平均稼働率は74・8%で同10・9ポイント減だった。
 同フェスでは、中国から出演予定だった芸術団の公演が中止になるなどイベントの開催にも影響が出た。実行委は「新型コロナウイルスの感染拡大が開催の時期と重なったことが痛かった。来年度以降も新しい企画を取り入れながら、より来場してもらえるような仕組みを考えていく」としている。