対馬南署(森田明彦署長)は12日、特殊詐欺被害を防いだとして、長崎県対馬市厳原町のコンビニ「ファミリーマート対馬厳原大手橋店」店長、播磨亨祥(みちよし)さん(42)と、従業員の辰己直人さん(23)に感謝状を贈呈した。2016年8月の開業以来、同店が被害を防いだのは4回目。いずれも県警の「注意喚起カード」を手渡したことが奏功したという。
 同署によると、辰己さんは1月17日夕、5万5千円分のプリペイド式電子マネーを購入したいと来店した80代の男性客に「注意喚起カード」を手渡し説明。客がそれでも買おうとしたため、播磨さんが同署に連絡し、被害防止につなげた。客は、インターネット利用中に動かなくなったパソコンの表示に従って電話をしたところ、手続き代金として電子マネーを購入するよう男から指示されたという。
 同署であった贈呈式で、森田署長は「2人の連係プレーで被害を防げた。皆さんが最後の砦」とねぎらい、店と個人への感謝状を手渡した。
 辰己さんは「額が多かったので不審に思った。詐欺を防げてよかった」と話し、播磨さんは「今後も防犯に役立っていきたい」と述べた。