九州新幹線長崎ルートで未着工となっている新鳥栖−武雄温泉の整備方式を巡り、佐賀県は12日、ミニ新幹線などを含む五つの方式での協議を提案した国土交通省に対し、質問書を送った。フル規格を実現するための協議ではないことや、佐賀県の合意なしに前に進めないことなど12項目について確認を求めている。
 同県は「(国交省の)説明に納得し、両者で確認した内容を文書化できれば、(赤羽一嘉国交)大臣から求められた『幅広い協議』に応じたい」としている。
 質問書では、「『フル規格による整備を実現するための協議』ではないことを明確にする必要がある」として同省の考えをただしたほか、協議の結果、フル規格以外の結論が出た場合の対応や、着工前に必要な環境影響評価(アセスメント)も合意なしに進めないことなどを求めている。
 同県の南里隆地域交流部長は県庁で報道陣に対し、「県にとって非常に大きな問題。(協議の)入り口でしっかり確認しないといけない」と述べた。
 同省は1月、フル規格前提での協議に反発する同県に譲歩し、ミニ新幹線なども含め五つの方式で協議入りすることを求めていた。