諫早市のNPO法人いさはやスリーサポート研究会(中村邦洋理事長)は新年度、インドから介護技能実習生を受け入れ、介護福祉士の資格取得に向けた研修や国内の事業所での就業支援を計画している。技能実習生の受け入れは通常、受け入れ企業の監督などを行う監理団体が中心だが、NPO法人が直接行うのは珍しいという。
 同研究会は市内の医療、福祉の専門職6人が、各分野の人材育成と利用者の生活の質向上につなげようと、昨年3月に設立した。
 計画は、インドからの技能実習生の送り出し機関である一般社団法人「シルバーピークジャパン」(森伊作代表理事)が昨年10月、中村理事長を現地の日本語学校に招き、介護に関する授業を実施したのが始まり。中村理事長はインドの若者の就労意欲や介護業務への理解度の高さを知り、同研究会で受け入れシステムを検討し始めた。
 受け入れは早くて今年夏以降の予定。日本語で日常会話ができる学生やインドの医療系学校の卒業者が対象。語学などの事前研修を経て、来日後の3カ月間、介護の基本を学ぶ初任者研修を受講し、同研究会と提携する事業所で就労する流れ。就労後も、同研究会が定期的な研修や生活支援を続け、5年間の滞在中で介護福祉士の取得を目指す。
 中村理事長は「不足する介護職の補充でなく、日本の介護業界で働く意欲のある人が、たまたま外国人という考え方。日本で安心して働くための養成、研修システムをつくりたい」と話す。技能実習生の生活拠点を地域に募り、住民との交流など外国人との共生の在り方も考える。