第1日から白熱の2位争いが繰り広げられた。2位でゴールした佐世保、3位の長崎、4位の西彼・西海の3チームが、2分11秒差以内にひしめく大混戦。佐世保の宮崎総監督(佐世保市陸協)は「あしたがポイント」、長崎の本村総監督(長崎中央郵便局)は「そつなく走ってほしい」、西彼・西海の辻川総監督(満寿美観光)は「明るい材料はある」とそれぞれの思惑を口にした。
 昨年までの平成時代31大会で、長崎と西彼・西海が4位以下になったのはそれぞれ2回。首位の大村・東彼とともに「3強」の座を簡単には譲らなかった。対する佐世保は昨年までの3年連続を含めて4位が14回。3位は1回しかない。
 その佐世保がこの日、一歩リードした。序盤こそ出遅れたが、徐々に順位を上げた。立役者となったのはアンカー吉井(大東大)。中盤の市民ランナーたちの踏ん張りに「応えたかった」と区間2位の力走で、最終区間で長崎をかわした。
 長崎は区間賞が5区石田(三菱重工長崎)の一つだけだったが、ブレーキがなかった。42歳の3区鷲尾(同)は「勝負どころを見極めながら」区間2位の好走。ここで一時はトップに立った。
 西彼・西海は5区を終えて7位と苦しんだものの、8区江口(駒大)の後続に大差をつける区間賞で息を吹き返した。鎮西学院高の後輩で10区森本(帝京大)も区間1位で続くなど、頼みの大学生勢が力を発揮した。江口は「前だけを見た」と笑顔で汗を拭った。
 残り2日間、280・9キロ。3チームが諦めずに競り合いながら前を追えば、首位大村・東彼の背中も見えてくる。