長崎港に停泊していたクルーズ船コスタ・アトランチカで起きた新型コロナウイルスの集団感染を受け、長崎市の田上富久市長は26日の定例記者会見で、対応に当たった市保健所の体制について「もう少し拡充する必要がある」と述べた。
 市保健所で感染症に対応する職員はもともと10人だった。集団感染発生に伴い、他部署の応援を受けピーク時で34人体制となり、県や国の支援も受け乗組員の検査や行動履歴の調査、市民への説明などをした。
 今後も寄港したクルーズ船で集団感染が発生する可能性は否定できない。田上氏は、市単独では「対応できないことが多い」と指摘。保健所の体制について「医師を1人増やすだけでも随分違う。基本体制の拡充が必要だが、(職員の)数だけでなく、(状況に合わせ)臨機応変に対応できる体制を検討したい」と語った。