サッカーのJ2リーグが約4カ月ぶりに再開した27日、この日を待ちわびた多くのサポーターらが無観客の「リモートマッチ」を動画で観戦、応援した。「V・ファーレン長崎−ギラヴァンツ北九州」が行われた長崎県内でも、それぞれの自宅から熱い声援が送られた。
 V長崎は試合開始2時間前の午後5時から「ユーチューブ特番」を配信。事前にクラブ独自のチケットを購入したサポーターから選手へのメッセージや、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎の中継映像などを流して盛り上げた。
 長崎市内の公務員、貝嶋泰輔さん(44)は家族全員で特番を見ながら、試合前から興奮を隠しきれない様子。リーグ中断期間の5月に開かれた選手とのオンライン交流会も参加するほどの愛好家で「待ちに待った瞬間。本当に楽しみにしていた。会場に入れないのは残念だけど、元気をもらえる」と声を弾ませた。
 試合前日に浜町のアーケードで配られたポスターを飾り、ユニホームを着て気持ちを高めた。長男で長崎東中2年の泰成さん(13)は「特番も手が込んでいて楽しめた。本当にスタジアムにいる感じがする」と臨場感を味わっていた。
 午後7時すぎにキックオフしてからは、家族5人がグッズを手に食い入るように見守った。前半5分、後半20分にV長崎がゴールを決めると、みんなでガッツポーズ。「お客さんがいないから選手の声がよく聞こえる」「テレビだと得点シーンが分かりやすい」「お酒を飲みながらリラックスして見られる」などと話しながら、勝利の瞬間まで試合を見届けた。
 長女で伊良林小3年の逢香さん(8)は「おうちで観戦も楽しいけど、やっぱりスタジアムに行きたい。早くいつものように観戦できるようになってほしい」と“その日”が来るのを待ち望んでいた。